刺身に欠かせない薬味といえば、そう、わさび。
でもあなたが普段食べているその「わさび」、本当に“本物”だと言えるでしょうか?
実は、スーパーや回転寿司、居酒屋などで使われているわさびの大半は、本物の「ワサビ」
ではなく、ホースラディッシュ(西洋わさび)に着色料や香料を混ぜた代用品です。
この記事では、わさびの種類と中身の正体、そして本物との違いを徹底解説します。
最後には、どのタイプをどう選べばよいか、刺身好きのあなたに最適なわさびの選び方もご紹介します。
🍃 わさびの基本を知ろう|本わさびとは?
まず、「わさび」とは植物の名前であり、アブラナ科ワサビ属の多年草。
日本原産で、冷涼な水が流れる清流にしか育ちません。
✅ 本わさびの特徴
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根茎(根っこ)をすりおろして使用
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強烈な辛みの中に「甘みと香り」がある
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鼻にツーンと抜けるが、刺身の味を邪魔しない
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高級料亭・寿司屋で使用されることが多い
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価格が非常に高く、1本1000円~3000円程度
💡 スーパーや居酒屋の“わさび”の中身は?
ほとんどの家庭用チューブや業務用わさびは、以下のような代用品です。
● ホースラディッシュ(西洋わさび)
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ヨーロッパ原産。ワサビよりも辛みが強く香りが少ない
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白っぽい根をすりおろし、緑色に着色して“わさび風”に
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原価が安く、流通量が多いため大量生産に向いている
● その他の添加物
| 添加物 | 目的 |
|---|---|
| 着色料(青1号など) | 緑色にするため |
| 香料 | わさびらしい香りを追加 |
| 増粘剤(キサンタンガム等) | チューブ状の粘りを出すため |
| 酸味料・甘味料 | 味を調整し食べやすく |
🧠 つまり、安価なわさびの中身は「ホースラディッシュ+人工調味料」である場合がほとんどです。
🔍 チューブわさびを比較してみよう(原材料分析)
| 商品タイプ | 中身 | 特徴 | 本わさび含有率 |
|---|---|---|---|
| 激安チューブ(100円台) | 西洋わさび+香料+着色料 | 刺激強く、香りは薄い | 0~1%以下 |
| 中価格帯(200~300円) | 西洋わさび+本わさび少量 | 風味そこそこ、コスパ重視 | 5~10%程度 |
| 高級チューブ(400円以上) | 本わさび+一部西洋わさび | 香り豊か、料亭風の味 | 30~60%前後 |
| 生おろし本わさび | 100%本わさび | 刺身と相性抜群 | 100% |
🍣 本わさびと“偽わさび”の味の違いとは?
| 比較項目 | 本わさび | 西洋わさび(代用品) |
|---|---|---|
| 香り | 爽やかで上品 | ほぼ無臭に近い |
| 辛み | マイルドで後に残らない | 刺激が強く鼻にガツンとくる |
| 色 | やや黄緑がかった自然色 | 不自然な蛍光グリーン系 |
| 食感 | シャリシャリと繊維感あり | ぬめっとして均一 |
| 刺身との相性 | 魚の旨味を引き立てる | 魚の味がわかりにくくなる |
🎯 「ツーンとした辛さが好き!」という人にはホースラディッシュもありですが、
刺身本来の味を引き立てたいなら“本わさび”が圧倒的におすすめです。
🧪 AIが評価!わさびのタイプ別おすすめ度ランキング
| タイプ | 刺身との相性 | 価格 | 満足度 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 生おろし本わさび | ◎ | 高 | ◎ | 一度使うと戻れない本物の味 |
| 高級チューブ本わさび | ○ | 中 | ○ | 価格と味のバランスが良好 |
| 一般チューブ | △ | 安 | △ | コスパ重視向け。味は劣る |
| 業務用パック | × | 激安 | × | 加工食品向けで、刺身には不向き |
✅ 本わさびを使うコツと保存方法
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空気に触れると香りが飛ぶため、食べる直前におろすのが理想
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すりおろしには、鮫皮おろしor陶器のおろし器が最適
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冷凍保存も可能だが、香りが若干飛びやすい
💬 よくある質問(FAQ)
Q1:回転寿司のわさびって本物?
→ 99%以上がホースラディッシュです。
一部の高級チェーンや「本わさび使用」と明記されている場合のみ本物の可能性があります。
Q2:チューブでも美味しいのはどれ?
→ 「本わさび使用」と書かれていて、価格が300円以上の国産チューブを選びましょう。
Q3:辛いのが苦手な人には?
→ 本わさびは辛みが穏やかなのでおすすめです。
むしろ西洋わさびのほうが“刺激的な辛さ”です。
まとめ|“本物のわさび”を選べば、刺身の味は劇的に変わる!
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「わさび」=本物とは限らない
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安価なわさびの中身は、ほとんどが西洋わさび+添加物
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本わさびは香り・甘み・辛さのバランスが絶妙
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刺身好きこそ“本物”を一度試してほしい
あなたの食卓にあるわさび、一度裏面の原材料をチェックしてみてください。
そして、ちょっと贅沢して「本わさび」を使えば、刺身の味がワンランク上がること間違いなし!


