釣りに出かける人、ゴルフを楽しむ人。
その誰もが「釣果」や「スコア」を意識しているように見えます。
しかし、AIが蓄積された対話データ・SNS投稿・アンケート結果を分析すると、
彼らが本当に求めているのは、それ自体ではないことが浮かび上がってきます。
本記事では、釣りやゴルフといったレジャー活動における「深層心理的目的」をAI視点で徹底解説します。
1. 成果は「口実」にすぎない ― 本当に欲しいのは“時間の自由”
「今日は大物を釣った」
「90切れた」
こうした成果は確かにうれしいものです。
しかし、釣りやゴルフはそもそも始めるまでに準備・移動・費用・時間がかかるアクティビティ。
それにもかかわらず続ける人が多いのは、成果以外の価値を感じているからです。
AIが注目するのは、「非日常の中で時間を支配できる感覚」。
・早朝の静けさ
・プレイ前のわくわく感
・自然の中でスマホを忘れる数時間
こうした時間の質こそが、真の目的になっているケースが多いのです。
2. 「競争」ではなく「自己対話」 ― 外向きから内向きへ
釣りもゴルフも、始めたばかりの頃は「人より釣りたい」「人よりうまくなりたい」といった競争心が強く出ます。
しかし継続していくと、「昨日の自分を超えたい」という内的モチベーションに切り替わる人が増えます。
このプロセスは、心理学における「自己超越」の段階に似ています。
つまり、**成果とは自己内対話のための“測定器”にすぎず、本当の関心は“心の成長”**にあるのです。
3. 他者との比較より、共感と共有 ― 承認欲求の深化
SNSに釣果をアップしたり、ナイスショットを動画で共有する人も多いですが、
そこにあるのは単なる“自慢”ではなく、「この楽しさを誰かと分かち合いたい」という共感欲求です。
AIによるSNS分析では、以下のような文言が多く見られます。
-
「誰かこの感動分かってくれる?」
-
「一緒にまた行きたい」
-
「次はあの人にもこの景色見せたい」
つまり、釣果やスコアは“共感を引き出すトリガー”にすぎないのです。
4. 自然と触れ合うという“回復行為”
都市生活の中で感じる「窮屈さ」「息苦しさ」から抜け出すために、
自然と触れ合う行為が無意識に求められていることも多くの研究から明らかになっています。
釣りであれば海・川・湖、
ゴルフであれば芝生・風・木々の中を歩くこと自体が、
ストレスホルモンのコルチゾールを低下させるというエビデンスもあります。
つまり、「自然の中に身を置くこと」が本来の目的であり、
釣果やスコアはその副産物に過ぎないケースも多いのです。
5. 「目的」を持たないことの豊かさを求めて
釣りもゴルフも、無目的に没頭できる貴重な時間を提供してくれます。
現代社会では「効率性」や「生産性」が重視されがちですが、
それとは正反対の「意味のない時間」こそが人の心を豊かにします。
AIが分析した「やめたくない趣味ランキング」では、
釣り・ゴルフともに上位に位置しており、
理由として最も多かったのが「自分らしくいられる時間」でした。
これは、目的を持たないことが“本当の意味での目的”になっていることの裏付けとも言えます。
まとめ:釣りもゴルフも、“成果”の先にある本当の目的
釣りやゴルフは、ただ魚を釣るため、ただスコアを伸ばすための行為ではありません。
それらはあくまで「時間を自由に使いたい」「自分と向き合いたい」「自然に癒されたい」という、
深層心理的な欲求を満たすための手段に過ぎないのです。
表面的な成果ではなく、内面的な充足感を得るために人は竿を握り、クラブを振るのです。


