夏の代表的なターゲット魚、イサギ(イサキ)。
和歌山県や紀伊半島では、毎年初夏から夏にかけて人気が高まりますが、2025年7月11日現在、産卵を終えた個体が全体の半分を超え始めました。
この記事では、現在のイサギの状態、釣り・食味・市場価値への影響、選ぶ際のポイントまで、最新の状況を踏まえて徹底解説します。
🐟 イサギとは?基本情報をおさらい
・正式名称:イサキ(伊佐木)
・分類:スズキ目イサキ科
・分布:南日本全域、特に紀伊半島~九州沿岸が主産地
・旬:産卵前の5月~6月が最も脂がのる
イサギは「白身のトロ」と称されるほど旨みが強く、塩焼きや刺身で大人気。
特に梅雨前から産卵直前にかけて、脂肪含有量が最大になるため、毎年この時期は“イサギ祭り”状態になります。
🕐 2025年7月現在の産卵状況:すでに半数が産卵後!
今季は水温上昇が早く、産卵のピークも前倒しされた傾向があります。
2025年7月11日現在の観測では、以下のような傾向が見られます。
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約50%の個体が産卵済み(腹部が痩せている、白子・卵がない)
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残り50%は、まだ卵を持っており産卵間近
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脂のノリは落ち始め、味の当たり外れが大きい時期
つまり、「釣っても当たりの個体とハズレの個体が混在」している状態です。
🎣 釣り人向け:今釣れるイサギの特徴と釣果傾向
・ポイントによってはまだ群れが残っており、数釣りは可能
・ただし、大型は徐々に深場へ移動中
・浅場の群れは産卵直後の痩せ型が多い
・エサ釣りでは、食いが浅くなりハリ外れやバラしも増加傾向
この時期は、「数を釣るなら浅場」「脂のノリを求めるなら深場で大型を狙う」など、戦略の切り替えが求められます。
🍽 消費者向け:今のイサギ、味はどうなの?
脂の乗りは確実に減り始めていますが、それでも新鮮な個体は十分美味しいです。
しかし、選び方を間違えると「身がパサついている」「味にコクがない」と感じることも。
【選び方のコツ】
✅ 腹がやや張っている個体(未産卵の可能性あり)
✅ 体高があり、痩せていないもの
✅ 鰓(エラ)が鮮やかな赤色で、目が澄んでいる個体
産卵後の痩せ個体は、見た目で判断できることも多いため、購入時には要チェックです。
🧊 氷締め&鮮度保持で味が左右される
イサギは鮮度落ちが早い魚としても知られています。
特に産卵後の個体は身が柔らかくなるため、氷締め+海水氷で冷却保持するのがベストです。
釣り人も販売業者も、真水氷よりも海水氷を使うことでドリップ(血水)を防ぎ、味の劣化を最小限に抑えられます。
🔍 まとめ:イサギは“今が切り替わりのタイミング”
2025年7月現在、イサギの漁獲・釣果は引き続き見込めますが、脂の乗りや味はピークを過ぎた段階に入っています。
✔ 味にこだわるなら“未産卵の丸々太った個体”を狙う
✔ 数釣りを楽しむなら“浅場の群れ狙い”がまだ間に合う
✔ 購入時は“腹の張り・体高・目の状態”をしっかりチェック
このような視点を持てば、イサギの“旬の終わり”も十分に楽しめます。


