堤防や波止場でアジ釣りをしていると
・「あれ?このアジ、体が丸いな…」
・「さっきのより脂っぽくない?」
といった違いに気づいたことはありませんか?
実はそれ、マアジとマルアジが混じって釣れている状態かもしれません。
見た目は似ていても、別の魚種です。
でもなぜ、異なる種類のアジが一緒に釣れるのでしょうか?
この記事では、
・マアジとマルアジの違い
・なぜ一緒に行動しているのか
・釣り人にとってのメリット・デメリット
をわかりやすく解説します。
・マアジとマルアジの違い
まず基本からおさらいしましょう。
◎マアジ(真鯵)
・アジの代表格。全国的に人気
・体高が低めでスリムな体型
・ゼイゴ(側線のうろこ)がしっかりしている
・脂のりがよく、干物や刺身で美味
◎マルアジ(丸鯵)
・やや丸みを帯びた体型が特徴
・マアジよりもゼイゴが短い
・味はやや淡白。干物向けに使われることが多い
・暖かい海域を好み、水温が高い時期によく回遊
・なぜ別種なのに一緒に釣れるのか?
理由は大きく分けて3つあります。
① 餌場が重なるから
マアジもマルアジもプランクトンや小魚、オキアミなどを捕食します。
湾内や堤防周辺では、これらの餌が集中するため、同じエリアに集まりやすいのです。
② 回遊ルートが似ている
どちらのアジも、季節や潮流に応じて回遊します。
特に夏から秋にかけて、南方からマルアジの群れが北上してくると、マアジの群れと交差することも多いです。
そのため、釣り場で混在する状況が生まれます。
③ 群れの中で種が混ざっていても違和感がない
アジ類は、視覚的な模様や行動リズムが似ている他種と混ざって泳ぐことがあるとされます。
マルアジとマアジの形態は非常に似ているため、相手を同種と認識して群れに入る可能性も考えられます。
・釣り人目線の違いと注意点
◎食味の違い
・マアジは脂が乗っていて刺身やフライが絶品
・マルアジは脂が少なめで、干物や唐揚げ向き
知らずに混ざると、調理したときに「なんか味が違う?」と感じることも。
◎見分け方
・体型が丸く、ゼイゴが途中で切れるのがマルアジ
・スリムでゼイゴが尻尾まで続くのがマアジ
・目の大きさがやや大きいのもマルアジの特徴
・まとめ
釣りをしていると、マアジとマルアジが一緒に釣れるのは珍しいことではありません。
その理由は、
・同じ餌を求めて同じ場所に集まり
・回遊ルートが重なり
・混成の群れをつくることもある
という、海の中での自然な流れがあるからです。
釣ったあとにきちんと見分けることで、
・食べ方の工夫
・干物用、刺身用の選別
といった楽しみ方の幅も広がります。
今度アジを釣ったら、その体型とゼイゴの違いをぜひ観察してみてください。


