カツオが店頭に並ぶのはいつ?なぜ7月・8月・12月〜2月は珍しいのか【旬と流通の真実】

カツオ(鰹)は、日本の食卓に欠かせない魚のひとつ。

特に「初ガツオ」や「戻りガツオ」といった旬の時期には、スーパーや鮮魚店の目玉商品として並びます。

しかし、「夏の真っ盛りの7月・8月」や「冬の12月〜2月」には、意外と店頭で見かけないことが多いのをご存じでしょうか?

本記事では、カツオが市場に多く出回る時期と、その理由、そしてなぜ特定の季節には稀になるのかを徹底解説します。


カツオの旬は年に2回ある

カツオは回遊魚で、日本沿岸を黒潮に乗って南から北へ、また南へと移動します。

この回遊にともなって、旬の時期も2回あるのが特徴です。

◆ 春(4月〜6月):初ガツオ

  • 宮崎や高知で漁が始まり、関東〜東北にかけて北上

  • 脂は少なめで、さっぱりした赤身の美味しさが魅力

◆ 秋(9月〜11月):戻りガツオ

  • 三陸沖から南下する回遊

  • この時期は脂が乗り、「トロカツオ」とも呼ばれるほど濃厚な味わい


なぜ7月・8月にカツオが少ないのか?

● 理由1:カツオの移動ルートが漁場を外れる時期

7月〜8月は、カツオが三陸沖以北に移動し、日本近海の漁場から離れてしまう時期

漁獲量が一時的に減少し、店頭に並びづらくなります。

● 理由2:高水温による漁の難しさ

夏場は海水温が高くなりすぎることで、カツオの群れが沖合や深場へ移動します。

漁の効率が悪くなり、価格も高騰しやすい傾向にあります。


なぜ12月・1月・2月もカツオは稀なのか?

● 理由1:カツオが赤道付近に南下してしまう

冬になるとカツオは寒さを避けて、南西諸島〜フィリピン沖へと移動

日本近海ではほとんど見られなくなります。

● 理由2:寒鰤(寒ブリ)や真鱈など冬の魚が主役に

冬場はブリやタラなどが旬を迎えるため、市場でもそちらが優先的に並ぶ傾向にあります。

消費者の需要がカツオから離れがちなのも一因です。


店頭でカツオがよく見られるのはいつ?

出回り状況 備考
1月〜2月 × 非常に少ない 赤道近くに南下中
3月〜4月 △ 徐々に増える 宮崎〜高知で初ガツオ
5月〜6月 ◎ 最盛期 関東〜東北に出回る
7月〜8月 × 少ない 北太平洋に移動、漁が困難
9月〜10月 ◎ 最盛期 戻りガツオ、脂のり抜群
11月 ○ まだ豊富 南下中の魚が中心
12月 × 非常に少ない 漁場外、冬魚に切替

それでも見かけるカツオ、その正体は?

7〜8月や12〜2月でも、冷凍カツオや輸入品として店頭に並ぶことがあります。

特に、インドネシアやフィリピンからの冷凍カツオは流通量が多く、刺身用に加工されていることも。

ただし、旬の生カツオと比べると味や風味に差が出やすいのも事実です。


まとめ|カツオがいない時期にはワケがある!

  • カツオは黒潮に沿って移動する回遊魚

  • 旬は春の「初ガツオ」と秋の「戻りガツオ」

  • 7月・8月と12月〜2月は、日本近海にいないため店頭では稀

  • 冷凍や輸入でカバーされるが、旬の生カツオの美味しさは別格


最後に

「今日はカツオがないな……」と感じたら、それは自然の摂理によるもの。

魚の季節感を知ることは、食をもっと楽しむ第一歩です。

ぜひ、春と秋の旬を逃さずに、本物のカツオの味を堪能してみてください。

カツオが店頭に並ぶのはいつ?なぜ7月・8月・12月〜2月は珍しいのか【旬と流通の真実】釣太郎

タイトルとURLをコピーしました