釣り竿には、同じように見えても**「どこが曲がるか」で性格がまったく異なる**ことをご存知でしょうか?
竿先だけが曲がるタイプと、胴(中央部分)からしなやかに曲がるタイプとでは、魚とのやり取り・アタリの出方・適した釣り方に大きな違いがあります。
今回は、この「曲がり方」に注目し、それぞれの竿の特徴・メリット・向いている釣り方を分かりやすく解説します。
◆ 釣り竿の「調子」とは?|まずは基本から
釣り竿の「調子」とは、曲がる位置・割合を示すもので、以下のように分類されます。
| 調子の名称 | 曲がる位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| 先調子(7:3、8:2) | 竿先中心 | 高感度・操作性重視 |
| 胴調子(6:4、5:5) | 中央〜全体 | 食い込み重視・粘り強い |
◆ ① 竿先が曲がる「先調子」の特徴
● 特徴
・竿先(上部)がよく曲がり、胴部分はしっかりとした硬さがある
・アタリが明確に出やすく、操作性に優れる
・シャープでキビキビとしたアクションが可能
● メリット
・小さなアタリも捉えやすい(感度が高い)
・誘いや合わせがしやすい
・素早い動きが必要な釣りに向いている
● デメリット
・魚の引きに対するクッション性が低め
・バラしやすい(特に大物や口切れしやすい魚)
● 向いている釣り
・ウキ釣り(グレ、チヌなど)
・アジング・メバリング
・エギング
・ルアー全般
◆ ② 胴(中央)が曲がる「胴調子」の特徴
● 特徴
・竿全体がしなやかに曲がり、力を全体で吸収する構造
・魚の引きに追従しやすく、粘りがある
・スローな釣りや食い込み重視の釣りに適す
● メリット
・魚の引きを吸収し、バラしにくい
・やり取りがしやすく、初心者でも安心
・食い込みが良く、自然なエサの動きが出せる
● デメリット
・感度はやや鈍め
・キビキビしたアクションには不向き
● 向いている釣り
・胴突き釣り(根魚)
・船釣り(イサキ・タイ・青物)
・フカセ釣り初心者
・サビキ釣り・投げ釣りなど汎用的な釣り全般
◆ 使い分けのポイント
| 状況 | おすすめの調子 | 理由 |
|---|---|---|
| 小さなアタリを取りたい | 先調子 | 感度が高く、明確に反応できる |
| 食い込みを重視したい | 胴調子 | 自然な抵抗で食わせやすい |
| ルアーでアクション重視 | 先調子 | シャープに操作できる |
| 大物とじっくりやり取り | 胴調子 | 竿全体でパワーを受け止める |
◆ まとめ
・先調子は感度と操作性重視、繊細な釣りに向いている
・胴調子は粘りとバラしにくさが魅力、安定感重視
・釣り方や狙う魚に応じて、竿の「曲がり方(調子)」を選ぶことが重要
「どの竿を選べばいいか分からない…」という方は、まずは**胴調子寄りのオールラウンド竿(6:4)**から始めてみるのがおすすめです!


