【要注意】「自分が釣った魚なら安全」は大間違い!?夏の釣り人が陥る思い込みのワナ

はじめに:「釣った魚=安心」は間違い?その思い込みが食中毒を招く!

・「自分で釣った魚だから新鮮で大丈夫」
・「市場に並ぶ魚より清潔だし、危ないわけがない」

――そんな風に思っていませんか?

しかしその油断こそが、夏場の魚食中毒の最大の原因になっていることをご存じでしょうか。

この記事では、釣った魚でも危険な理由を、科学的根拠とともに、釣り人目線で分かりやすく解説します。


【危険①】腸炎ビブリオは“新鮮な魚”ほど潜んでいる!

・腸炎ビブリオとは、海水温が20℃を超えると急増する細菌性の食中毒原因菌です。
・実は、漁獲直後の魚の表面や内臓にも付着していることが多く、「新鮮だから大丈夫」とは言えません。

・夏の海水中にごく普通に存在し、
 30℃の気温では10分で2倍以上に増殖するともいわれています。

➤【ポイント】

魚を釣った瞬間に処理しなければ、手やまな板などを介して、腸炎ビブリオが刺身や内臓へ入り込みます。


【危険②】ヒスタミン食中毒は“鮮度が良く見えても”防げない

・青魚(アジ・サバ・カツオなど)を常温で放置すると、
 ヒスチジンという成分がヒスタミンに変化し、食中毒の原因に。

・これは加熱しても防げないため、「焼いたから大丈夫」も通用しません。

➤【ヒスタミン食中毒の特徴】

特徴 内容
発症までの時間 食後1〜2時間
主な症状 発疹、じんましん、吐き気、頭痛、下痢など
対処法 医療機関受診のみ。自宅での処置は困難

➤【ポイント】

ヒスタミンは“見た目・臭い・味では判別不可能”。
自分で釣った魚でも、冷却処理が甘いと発生のリスク大です。


【危険③】魚の内臓は「雑菌の巣」!即処理しないと腐敗が加速

・魚の内臓には、さまざまな腐敗菌・病原菌・寄生虫がいます。
・海から釣り上げた時点で、すでに消化酵素による自己分解がスタートしています。

・夏場はとくに「釣ったままクーラーへ」がNG。
 腹の中が温かいままだと、1〜2時間で臭いが出たり、食味が落ちたりします。

➤【ポイント】

自分で釣った魚でも、内臓処理と即冷却ができていなければ、安全ではないどころか危険です。


【危険④】真水で冷やすと、かえって菌が増える!?「海水氷」の必要性

・「氷で冷やしてるから大丈夫」という考えも危険。
・実は真水氷で冷やすと、魚の細胞が傷つきドリップが出やすく、腐敗が進む原因になります。

・さらに、真水では腸炎ビブリオが死なず、むしろ活動しやすい環境になってしまうことも。

➤【対策】

夏場は必ず「海水氷」で冷やす。
釣った直後に内臓を抜いて、スラリー状態(氷+海水)に沈めるのが理想。


【危険⑤】見た目の美しさや「自己満足」で、衛生リスクを軽視しがち

・「自分の手で釣った魚だから、ちょっとくらい大丈夫」
・「店の魚よりも清潔」

――そうした釣り人の過信が、食中毒の原因になっている事例が後を絶ちません。

・実際に、釣り人が家族に釣果をふるまったあと、
 家族全員が食中毒になったケースも報告されています。

➤【ポイント】

どれだけ愛着があっても、「衛生ルールを守れていなければ、危険な魚」だという自覚が必要です。


【食中毒にならないための7つの鉄則】

  1. 釣ったらすぐ締める・血抜きする

  2. できれば現場で内臓を処理する

  3. 必ず海水氷を使って冷やす(真水NG)

  4. 魚体を氷水に沈めて急冷する(上に乗せるだけではダメ)

  5. 帰宅後すぐに三枚おろしなど下処理を行う

  6. 生食は極力避ける。特に青魚は加熱調理を基本に

  7. 気になる場合は冷凍処理をしてから食べる


まとめ:「自分が釣った魚でも食中毒になる」ことを前提に行動を

・どれだけ自信があっても、自然の魚は“無菌”ではありません
・特に梅雨〜夏の高温多湿シーズンは、ほんのわずかな油断で菌が増殖し、重篤な症状を引き起こす可能性もあります。

・「釣った魚だから大丈夫」ではなく、
 **「釣った魚こそ、責任をもって安全に食べる」**という意識が必要です。

今年の夏は、正しい魚の取り扱いを徹底し、
「安全で美味しい釣果」を家族や仲間と安心して楽しみましょう!

腸炎ビブリオとは、海水温が20℃を超えると急増する細菌性の食中毒原因菌です。実は、漁獲直後の魚の表面や内臓にも付着していることが多く、「新鮮だから大丈夫」とは言えません。・夏の海水中にごく普通に存在し、 30℃の気温では10分で2倍以上に増殖するともいわれています。釣太郎

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