南紀の夜釣りで豪快な引きを楽しませてくれる人気ターゲットハマフエフキ(タマン・タマミ)。
青物にも負けない強烈なファイトで、多くの釣り人が狙う魅力的な魚です。
しかし、この魚の味については**「旨い派」と「不味い派」に大きく分かれる特徴**があります。
その分岐点となるのがまさに「鮮度管理」です。
今回は、ハマフエフキの魅力と味の評価が分かれる理由、釣り後のベストな処理方法を詳しく解説します。
① ハマフエフキとはどんな魚?
・フエフキダイ科の大型魚
・和歌山南紀では「タマン」「タマミ」とも呼ばれる
・夜釣りで釣れる代表的ターゲット
・最大で80cmを超える個体も
・主にエサ釣り(キビナゴ・サンマ切り身・イカ短冊など)が有効
日中は警戒心が強いですが、夜になると積極的に浅場に回遊してエサを追います。
豪快な引きと独特のパワフルな走りは、南紀夜釣りの醍醐味の一つです。
② 味が「旨い派」「不味い派」に分かれる理由
ハマフエフキの味評価が分かれる最大の理由は鮮度による身質の変化です。
■ 旨い派の意見
・釣ってすぐ締めたものは甘みのある白身
・刺身、昆布締め、塩焼き、煮付け、何でも旨い
・クセが少なく上品な脂
■ 不味い派の意見
・臭みが出る
・水っぽい
・ゴムのように硬くなる
・皮が生臭く感じる
実はこの差の多くは釣った後の処理次第で決まってしまいます。
③ 鮮度低下が早い理由
ハマフエフキは特に夏場に釣れることが多く、次の特徴から鮮度が落ちやすい魚です。
・内臓が大きく傷みやすい
・自己消化酵素の活性が高い
・水温・気温が高い時期に釣れる
・皮の下の血合い部分が劣化しやすい
そのため、釣った直後の処理が極めて重要です。
④ 美味しく食べるための「釣った直後の処理法」
① 活き締め(脳締め・神経締め)
・暴れを抑え、ストレスを減らす
・身焼け防止に有効
② 血抜き
・エラからしっかり抜く
・氷海水に浸けながら処理が理想
③ 海水氷で冷却
・真水氷ではなく海水氷がおすすめ
・浸透圧が身質を保つ
・冷却ムラを防ぐ
④ 持ち帰りも要注意
・保冷ボックスで常に低温管理
・できれば24時間以内に捌く
この処理を徹底するだけで「不味い派」の意見は激減します。
⑤ 料理別おすすめの食べ方
| 料理 | ポイント |
|---|---|
| 刺身 | 釣って当日はコリコリ、翌日は旨み増加 |
| 昆布締め | 水分を程よく抜き甘みが引き立つ |
| 塩焼き | 皮目の香ばしさが旨い |
| 煮付け | 身がしっとりし上品な味わい |
湯引きして臭みを抜くとさらに美味。
⑥ まとめ:ハマフエフキは「鮮度で化ける魚」
南紀の夜釣りで人気のハマフエフキ。
**旨いか不味いかは、ほぼ「釣った直後の処理次第」**です。
・活き締め・血抜き・海水氷冷却
・可能ならその日のうちに捌く
このひと手間で高級魚に化けます。
南紀釣行時はぜひ海水氷を用意して、大物とのファイトと絶品料理を両方楽しみましょう!


