魚を食べるとき、どうしても気になるのが「骨」。
刺さると痛い、でも魚にとってはなくてはならない重要なパーツです。
ところで、魚の骨は一体何本あるのでしょうか?
どんな名前がついていて、どんな役割があるのでしょうか?
今回は釣り人も魚好きも知っておきたい「魚の骨の数・種類・役割」を徹底解説します。
魚の骨は「大きく分けて3種類」
魚の骨は大きく以下の3種類に分けられます。
・背骨(脊椎骨)
・肋骨(ろっこつ)
・小骨(しょうこつ・細かい枝骨)
さらに、部位ごとに細かい骨が枝分かれしています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 背骨(脊椎骨)
魚の骨の中心となる骨格です。
人間でいう背骨にあたり、頭から尾まで連なっています。
・サンマやアジなどの開きで真ん中にある太い骨がこれです。
・体を支え、内臓や神経を保護する役割があります。
・脊椎骨の数は「椎数(ついすう)」と呼ばれ、種類によって違います。
代表的な魚の椎数目安
| 魚の種類 | 椎数の目安(おおよそ) |
|---|---|
| サンマ | 約60個前後 |
| アジ | 約24個前後 |
| サバ | 約52個前後 |
| タイ(マダイ) | 約24〜26個 |
| ブリ | 約30個前後 |
| マグロ | 約40〜45個前後 |
② 肋骨(ろっこつ)
背骨の左右から枝分かれしている骨です。
これがいわゆる「身の中にある骨」です。
・焼き魚で刺さりやすい骨がこれに該当します。
・内臓を守る役割があります。
・肋骨は部位により太さや長さが異なります。
※種類によって肋骨が発達していない魚もいます。
③ 小骨(しょうこつ)
細かく分かれている非常に細い骨です。
一般的に「小骨」といえばこれを指します。
・ヒラメ、サケ、イワシ、シシャモ、アユなどに多い。
・特にイワシやサンマは小骨が多く、食べるときに注意が必要。
・筋肉の動きをサポートする役割があります。
小骨は非常に数が多く、正確に「何本」と数えるのは困難です。
例えばイワシなどは100本以上の小骨を持つとも言われています。
補足:頭やヒレにも骨がある!
魚の骨は体幹部だけではありません。
実は頭部やヒレの部分にも重要な骨があります。
頭部の骨
・頭蓋骨(とうがいこつ)
・顎骨(がっこつ:上顎・下顎)
・鰓蓋骨(さいがいこつ)
・眼窩骨(がんかこつ)
ヒレの骨
・棘条(きょくじょう)=硬いヒレ骨
・軟条(なんじょう)=柔らかいヒレ骨
釣り人は「ヒレに刺さると痛い!」とよく知っていますね。
これが棘条です。
魚の骨の総本数はどれくらい?
魚の種類・大きさ・年齢によってかなり変わりますが、あくまで目安として…
・小型魚(アジ・イワシ) → 数百本
・中型魚(タイ・サバ) → 300〜500本
・大型魚(マグロ・ブリ) → 500本以上
特に小骨の数が多いため、総本数は正確にはカウントが難しいのが現実です。
魚の骨は食べても大丈夫?
・基本的に加熱処理すれば小骨は食べられる場合が多いです。
・骨せんべい(唐揚げ)は代表的な食べ方。
・鮮度が悪い骨はNG(内臓近くの骨は菌が付着しやすいため)。
・大型魚や硬い骨は除去して食べるのが基本。
まとめ
・魚の骨は大きく「背骨・肋骨・小骨・頭骨・ヒレ骨」に分かれる。
・魚種によって骨の数・太さ・特徴が大きく違う。
・小骨が多い魚ほど食べる時に注意が必要。
・加熱調理で安全に食べられる骨も多い。
魚の骨を知ると、食べ方も釣りももっと楽しくなります。
骨の構造を理解して、安全・美味しく魚を味わいましょう!


