海を歩いていると、美しい砂浜の中にひっそりと混じっているタバコの吸い殻に気づくことがあります。
今回撮影した写真にも、砂粒の中に一本のタバコの吸い殻が埋もれていました。
この小さなゴミが、実は想像以上に大きな環境問題を引き起こしています。
タバコの吸い殻は海洋ゴミの中でも特に厄介
・タバコのフィルター部分は紙ではなくセルロースアセテートというプラスチック繊維で作られています。
・自然環境下では分解に10〜15年以上かかるとされており、完全に消失するにはさらに長い時間を要します。
・見た目は小さくとも、世界の海岸に流れ着くゴミの中では圧倒的な数量を占めるのが吸い殻です。
海の生物にも悪影響
・フィルターに残留するニコチン、タール、重金属などの有害物質は、少しずつ海水に溶け出します。
・甲殻類、魚類、貝類などが誤って吸い殻を飲み込む事例も確認されています。
・摂取した場合、消化不良や体内蓄積による障害を引き起こし、生態系へのダメージが広がります。
美しい砂浜の景観を損なう
・せっかくの白い砂浜や貝殻に混じる吸い殻は、景観の大きなマイナス要因です。
・観光地では来訪者の満足度低下や、リピート率の低下にも繋がりかねません。
・地元住民や観光協会も頻繁に清掃活動を行っていますが、根本的な解決にはポイ捨て防止の意識改革が必要です。
釣り人・アウトドア愛好者も注意を
・釣り場や磯場にも、吸い殻のポイ捨ては少なくありません。
・釣り糸や仕掛けのゴミと違い、吸い殻は目立たず埋もれてしまうため、回収が困難になります。
・**「来た時よりも美しく」**を心がけ、すべてのゴミは必ず持ち帰りましょう。
ひとりひとりの行動が海を守る
砂浜の小さな吸い殻一つが、海の未来に大きく影響しています。
タバコを吸う人も、吸わない人も、海を訪れる全ての人がマナーを守ることで、美しい海岸を次世代に残すことができます。
海の自然を守るのは、私たち一人ひとりの意識です。


