ハマフエフキ(タマン/タマミ)を狙う釣り人の中には、磯や堤防でヘルメットを着用する人もいます。
なぜそこまで厳重な装備が必要なのでしょうか?
それは、この魚が持つ想像を絶する**「引きの強さ」**にあります。
「磯のダンプカー」の異名を持つ強烈なファイト
ハマフエフキは、その強烈な引きから「磯のダンプカー」や「磯のスプリンター」とも呼ばれます。
大型の個体になると、そのパワーは凄まじく、以下のような特徴があります。
- 初動の爆発力: ヒットした瞬間から、根に向かって猛スピードで突進します。この最初の突進は非常に速く、油断すると竿ごと海に引き込まれることも珍しくありません。一瞬にしてラインブレイクに繋がるほどのパワーです。
- 持続するスタミナ: ただ突進するだけでなく、その強烈な引きが長時間持続します。根に潜り込もうとする執拗な動きは、釣り人の体力を容赦なく奪います。
- 不意の衝撃: 魚が走る際、竿やリールに大きな衝撃が伝わります。この衝撃が、もし頭部に当たれば大怪我に繋がる可能性も。
ヘルメット着用は安全対策の証
ヘルメットを着用する釣り人は、これらの強烈な引きに備え、万が一の事故を防ぐための安全対策としています。
- 竿の跳ね返りによる衝撃: 大物がヒットし、竿が大きくしなった状態で魚が急に方向転換したり、バレたりすると、竿が思わぬ方向に跳ね返り、顔や頭部に当たることがあります。特に磯場など足場の悪い場所では、バランスを崩して転倒する危険性も高まります。
- 岩や障害物への衝突: ファイト中に魚に引きずり込まれる形で、周囲の岩やテトラポットに頭をぶつけるリスクも考慮されます。
- 万が一の落水: 磯釣りでは、滑りやすい足場や波の影響で落水するリスクも常にあります。ヘルメットは頭部の保護だけでなく、水難事故の際にも役立つ可能性があります。
ハマフエフキ釣りの醍醐味と注意点
ハマフエフキ釣りは、その強烈なファイトが魅力で、多くの釣り人を虜にしています。
しかし、その一方で、安全に対する意識が非常に重要な釣りでもあります。
ヘルメットをかぶる釣り人は、その強烈な引きと、それに伴う危険性を熟知しているからこそ、万全の準備で挑んでいます。
もしハマフエフキ釣りに挑戦する際は、決して油断せず、適切なタックルと装備、そして何よりも安全第一で挑んでください。
その先には、強敵をねじ伏せた者だけが味わえる、最高の感動が待っているはずです。


