スーパーの鮮魚コーナーや釣果情報でよく目にするイカの名前──
「甘イカ」や「アカイカ」。
これ、実は**正式名称「ケンサキイカ(剣先イカ)」**のことなんです。
でも、なぜ“甘”や“赤”という名前が付くのか?
この記事では、その味の理由・見た目・地域性を踏まえながら、「ケンサキイカ」の別名についてわかりやすく解説します。
■ 正式名称は「ケンサキイカ」
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | ケンサキイカ(剣先烏賊) |
| 学名 | Uroteuthis edulis |
| 英名 | Swordtip squid / Kensaki squid |
| 分布 | 九州〜山陰〜南紀〜紀伊半島全域 |
| 特徴 | 細長い胴体とモチモチした甘い身質が特徴 |
■ 「甘イカ」と呼ばれる理由
● 理由①:刺身で感じる圧倒的な“甘み”
ケンサキイカは、イカ類の中でも特に甘みが強いことで知られています。
・刺身にするとモチモチで上品な甘さが舌に広がる
・アオリイカに並ぶ、またはそれ以上と評価されることも
・水分が少なめで、旨味が凝縮されやすい構造
▶ この“圧倒的な甘さ”が、「甘イカ」と呼ばれる最大の理由です。
● 理由②:「甘い=高級」のイメージ
「甘い=美味しい=高級」という印象が定着しており、
特に寿司店や割烹料理店では“甘イカ”の呼称が通例になっています。
▶ 「今日はいい甘イカ入ってるよ」と言われたら、間違いなくケンサキイカ。
■ 「アカイカ」と呼ばれる理由
● 理由①:皮膚が赤みがかって見える
ケンサキイカは、生きているときや鮮度の良い状態で、胴体の表面が赤〜茶色っぽく見える特徴があります。
▶ この外見的特徴から、南紀・和歌山・九州などの沿岸部では「アカイカ」と呼ばれることが多いのです。
● 理由②:他の白っぽいイカとの区別
アオリイカやスルメイカなどは、透明感のある白色〜グレー系。
それに対し、ケンサキイカは**色素が濃く赤茶色に見えるため「赤いイカ」**と認識されやすいのです。
● 理由③:地方名としての定着
| 地域 | 呼称 |
|---|---|
| 南紀 | アカイカ |
| 和歌山・三重 | アカイカ |
| 山陰・福岡 | 甘イカ/アカイカ両用 |
| 大阪・市場流通 | ケンサキイカ(正式名で統一) |
▶ 地域によっては「アカイカ=ソデイカ」の場合もあり、文脈で判断が必要です。
■ 名前から読み解ける味と価値
| 呼称 | 意味合い | 特徴 |
|---|---|---|
| ケンサキイカ | 正式名称 | 刺身・船釣りで人気の高級イカ |
| 甘イカ | 味重視の通称 | 甘みとモチモチ感に由来 |
| アカイカ | 外見重視の地方名 | 赤みがかった皮膚から命名 |
■ 釣り人・料理人にとって重要な知識
・釣果情報で「アカイカ爆釣」と出ていれば、ケンサキイカの群れ接岸を意味する場合が多い
・スーパーで「甘イカ刺身」とあれば、ケンサキイカの可能性大
▶ 呼び名は違っても、味も価値も一級品です。
■ まとめ:名前は違っても“中身はケンサキイカ”
| 呼称 | 意味 | 理由 |
|---|---|---|
| 甘イカ | 味に由来 | 甘さが強く高級ネタ |
| アカイカ | 見た目に由来 | 赤みを帯びた外観 |
| ケンサキイカ | 正式名称 | 全国で通じる標準名 |
「アカイカ=ケンサキイカ」「甘イカ=高級イカ」
──この名前の意味を知っていれば、釣果情報も市場でも役立つこと間違いなし!


