釣具店でオモリを選ぶとき、「1号」「2B」「3匁」など、よく分からない単位が並んでいて戸惑った経験はありませんか?
実はこの表記、釣りのスタイルによって使い分けられている伝統的な単位なのです。
この記事では、釣り初心者が混乱しやすい「B(ビー)」「号」「匁(もんめ)」の違いや、それぞれの使い方をわかりやすく解説します。
◆ オモリの単位はなぜ複数あるのか?
釣りでは、スタイルごとに使用するオモリのサイズや重さが異なるため、それぞれに適した単位が使われています。
たとえば、繊細なフカセ釣りでは「B」表記、大物狙いの投げ釣りでは「号」、船釣りや古くからの和式釣法では「匁」が使われます。
◆ ①「B・G」表記の意味(フカセ・ウキ釣り系)
「B」はフカセ釣りやウキ釣りで使われる小さなガン玉オモリ(割ビシ)に用いられる表記です。
「G」は「ガン玉(G)」の略で、「5G → 4G → 3G → 2G → B → 2B → 3B…」と数字が小さいほど軽く、大きくなるほど重いのが特徴です。
● B表記の代表例と重さ目安(g)
| 表記 | 重さ(g) |
|---|---|
| 5G | 約0.09g |
| 4G | 約0.12g |
| 3G | 約0.17g |
| 2G | 約0.23g |
| B | 約0.55g |
| 2B | 約0.75g |
| 3B | 約0.95g |
| 4B | 約1.20g |
● 使われる釣り
・フカセ釣り(グレ・チヌ)
・ウキ釣り(アジ・メバルなど)
・繊細なアタリを重視する釣法
◆ ②「号」表記の意味(ちょい投げ・投げ釣り・ルアー)
「号」はやや大きめのナス型オモリや中通しオモリなどに使われる単位で、重さの目安は「1号=約3.75g」。
計算式は「号 × 3.75g」で、おおよそのグラム数がわかります。
● 例:号数と重さの目安
| 表記 | 重さ(g) |
|---|---|
| 1号 | 約3.75g |
| 3号 | 約11.25g |
| 5号 | 約18.75g |
| 10号 | 約37.5g |
| 20号 | 約75g |
● 使われる釣り
・投げ釣り(キス、カレイなど)
・胴突き仕掛け(船釣り)
・ちょい投げ釣り、ぶっこみ釣り
◆ ③「匁(もんめ)」表記の意味(船釣りや伝統釣法)
「匁(もんめ)」は昔ながらの日本独自の重さ単位で、1匁=約3.75g。
実は「号」とほぼ同じ重さを示しますが、地域や釣具の種類によって使い分けられているのが特徴です。
● 匁の由来と換算
・1匁 ≒ 3.75g(※正確には3.75g未満)
・1匁 ≒ 1号(目安として同じ重さ)
● 使われる釣り
・和式の船釣り(ハモ、アナゴ、イカなど)
・関西圏を中心に根強く残る表記
・古くからの漁師仕掛けや伝統釣法に多い
◆ まとめ:釣りスタイルで単位が変わる!
| 単位 | 主な用途 | 重さの目安 | 使われる釣り |
|---|---|---|---|
| B(ビー) | ガン玉・小型オモリ | 0.1g~1.5g程度 | フカセ・ウキ釣り |
| 号 | ナス型・中通しオモリなど | 1号 ≒ 3.75g | 投げ釣り・ちょい投げ・船釣り |
| 匁(もんめ) | 古式表記・船釣り | 1匁 ≒ 3.75g | 和式釣り・関西圏の船釣り |
◆ 初心者はどれを使えばいい?
釣りを始めたばかりの方は、以下のように使い分けましょう。
-
サビキやウキ釣り→「B」や「2B」などのガン玉
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投げ釣り→「5号〜10号」程度のナス型オモリ
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船釣りで匁表記しかない→「1匁=約1号=3.75g」で換算OK


