海辺を歩いていると、潮が大きく引いた磯場のすき間から、見覚えのある釣具が顔を出していました。
それは、赤と銀に塗られた「投げ釣り用の天秤オモリ」。
すっかり海藻や糸くずが絡まり、岩の隙間に挟まったまま放置されていたのです。
天秤オモリとは?
天秤オモリは、投げ釣りで使用される道具のひとつで、主に以下のような特徴を持ちます。
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仕掛けが絡まないようにするためのアーム付き構造
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遠投時の安定性を高め、エサを底にしっかり届ける
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岩礁帯や砂利底での根がかりリスクを軽減するため、形状や素材が工夫されている
今回見つけたものは、特に初心者にも扱いやすいタイプのカラー天秤で、オレンジの目立つ塗装が特徴的です。
なぜここに?釣り人が置いていった“忘れ物”
このオモリが打ち上げられた理由は、おそらく「根がかりによるラインブレイク」。
強く投げた仕掛けが岩に挟まり、糸が切れてしまい、そのまま海底に残されたものと思われます。
潮が引いて海底が露出することで、海の中に隠れていた“釣りの残骸”が顔を出すのはよくあることです。
釣り人としてのマナーと反省
釣りを楽しむ私たちにとって、道具の管理と環境への配慮はとても大切です。
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根がかりしにくい場所選び
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回収不能なときは次回チェック
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ゴミや使わない仕掛けの持ち帰り
特に磯場では、釣り糸・天秤オモリ・ハリス・ルアーなどが環境汚染の原因にもなりかねません。
また、絡まった糸や針は、海洋生物や他の釣り人への危険ともなります。
潮が引いた海が教えてくれること
干潮時に現れる海の底は、**私たちが普段見ていない“釣りの足跡”**を映し出します。
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釣り道具の残骸
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外れたウキやルアー
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落ちているビニールや発泡スチロール
自然の中で遊ばせてもらう釣りだからこそ、自然を傷つけない意識が求められます。
まとめ:釣り道具も自然の一部にしないように
この忘れ去られた天秤オモリも、かつて誰かの釣行の道具だったはず。
思い出と引き換えに、その場に残ってしまったものは、やがて環境負荷となるかもしれません。
潮が引いて現れたこの光景は、私たち釣り人にとってのひとつの「警鐘」。
「使った道具は最後まで責任を持つ」
その小さな心がけが、次の世代に美しい海を残すことにつながります。


