はじめに
釣り人にとって「フグ」は嬉しくない“外道”とされることも多いですが、中には美味しく安全に食べられるフグも存在します。
その代表格が、今回ご紹介する「シロサバフグ」。
スーパーで見かけることは少ないですが、釣りや市場で時々手に入るこのフグ、実は身が美味しく、調理すれば高級白身魚顔負けの実力派です。
本記事では、
・シロサバフグの外見と見分け方
・毒の有無と食用の可否
・釣りでの扱い方と注意点
・市場価値とおすすめの食べ方
を、わかりやすく解説していきます。
シロサバフグの基本情報と特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | シロサバフグ(白鯖河豚) |
| 分類 | フグ目フグ科 |
| 体長 | 最大30cm前後(一般的に20cm前後) |
| 分布 | 日本沿岸全域(内湾~外洋) |
| 旬 | 秋〜冬 |
● 外見的特徴
・体色は白銀色の腹部に、やや緑がかった背中
・背に斑点やしま模様がない
・口元が尖り気味で、目が大きめ
・皮膚は比較的なめらかで棘は少ない
・よく似た「サバフグ」と違い、全体的に明るく白っぽい印象
今回の写真の個体も、体全体が白っぽく光沢があり、斑点が見られないため、典型的なシロサバフグと判断されます。
シロサバフグは毒がある?【→実は“無毒”です!】
フグ=毒というイメージがありますが、シロサバフグは例外です。
● シロサバフグの毒性
✅ 肝臓・卵巣・皮:毒なし(厚労省指定の可食フグ)
✅ 筋肉:安全で食用可能
シロサバフグは、厚生労働省が「有毒部位を含まない可食フグ」として認めている魚種であり、資格がなくても調理可能な珍しいフグです。
ただし、フグの分類は難しく、他の有毒フグ(例:ヒガンフグ、クサフグ)との誤同定は命に関わるため、釣り場での判断は慎重に!
シロサバフグの釣りと取り扱い
● 釣れる場所とシーズン
・岸釣り:秋~冬にかけて、堤防やサーフで混じる
・船釣り:根魚狙いやテンヤ釣りで外道としてかかることも
● 釣れたときの対処法
・安全に締めて持ち帰れば美味な白身魚として利用可能
・ただし、フグ類は「自分で見分けられない場合は持ち帰らない」が原則
シロサバフグのおすすめ調理法
その身質はふんわりやわらかく、クセのない淡白な味わいが魅力。
以下の調理法がおすすめです。
● フライ(唐揚げ)
プリプリの食感とジューシーさが際立つ定番!
● 塩焼き・西京焼き
皮ごと焼くことで旨味が凝縮。白身好きに◎
● お吸い物・潮汁
淡白な出汁がしみる上品な一品に。
シロサバフグとサバフグの違い【見分け方まとめ】
| 比較項目 | シロサバフグ | サバフグ |
|---|---|---|
| 体色 | 明るい白銀色 | やや暗い銀色+斑点 |
| 背中の模様 | ほぼ無地 | 不規則な斑点あり |
| 毒性 | 無毒(調理可能) | 有毒部位あり(肝・卵巣) |
| 可食許可 | 無資格でもOK | 有資格者のみ調理可 |
まとめ:シロサバフグは“釣り人だけが味わえる”美味フグ!
・見た目は地味でも、味は上品で美味
・毒がないから安心して調理可能(※他種との誤判定注意)
・釣れたらラッキーな高級白身魚
「フグ=怖い」というイメージに惑わされず、
正しく見分けて、安全に楽しめば釣り人だけが味わえる贅沢な一品になるのがシロサバフグ。
冬の釣りで出会えたら、ぜひ持ち帰って味わってみてください。


