初夏、麦わら帽子をかぶりたくなる季節になると、海の中でも「旬」を迎える魚がいます。
それが「イサギ(イサキ)」――南紀地方の釣り人からは「ムギワライサギ」とも呼ばれ、脂が乗って非常に美味な魚として知られています。
この記事では、ムギワライサギと呼ばれる由来、夜釣りでの魅力、そして調理時に注意すべき骨の鋭さまで、釣り人にもグルメファンにも役立つ情報をお届けします。
◆ ムギワライサギと呼ばれる理由|旬はまさに麦わら帽子の季節!
・イサギの旬は5月下旬~7月上旬。
・ちょうど麦わら帽子をかぶる時期と重なるため、釣り人の間で「ムギワライサギ」と呼ばれるように。
・この時期のイサギは脂がしっかりのっていてトロのような味わい。
とくに南紀地方(和歌山県南部)では、夜釣りの主役級ターゲットとして親しまれています。
◆ 南紀の夜釣りで大人気|初心者でも狙いやすい定番ターゲット
・イサギは日中よりも夜間に活性が上がる魚。
・日没後から狙いはじめる夜釣りでは、電気ウキ仕掛け+オキアミが鉄板。
・漁港の外向き堤防や、潮通しの良い磯が好ポイント。
・25〜35cm級の良型が釣れ、**40cmを超える「ジャンボイサギ」**も夢じゃない。
ファミリーフィッシングにも最適で、堤防からでも手軽に狙えるのが嬉しいところです。
◆ 食味は白身の極み|刺身・塩焼き・干物、すべてに向く万能魚
・イサギはクセのない上質な白身で、どんな料理にも相性抜群。
・旬の個体は皮下に脂がたっぷりで、刺身はまるで真鯛のような上品さ。
・シンプルな塩焼きや、干物にしても旨みが凝縮されて最高。
・釣ったその日は刺身、翌日は塩焼き、余ったら一夜干し…と保存とアレンジも楽しめる魚です。
◆ 釣ったあとに要注意!「丹治屋殺し」とも呼ばれるイサギの骨の鋭さ
・イサギの背ビレやエラ周りの骨は非常に硬く鋭利。
・そのため、魚屋や調理人のあいだでは「丹治屋殺し」という異名があるほど。
・釣った直後に素手で持つと、指を切ったり突き刺さったりする危険性があります。
・釣り人は厚手のグローブやタオルでしっかり保護して持ちましょう。
・捌くときは包丁が弾かれることもあるため、滑り止めのあるまな板と包丁の取り扱いにも注意が必要です。
◆ まとめ|ムギワライサギを安全に釣って、美味しくいただこう!
イサギは南紀地方の夏の風物詩であり、釣って楽しい、食べて美味しい魅力的な魚です。
「ムギワライサギ」と呼ばれるこの季節ならではの呼び名も、旬の味わいの証。
ただし、釣ったあとの扱いには十分に注意し、怪我をしないようにして、安全に調理・堪能してください。
釣果のピークは初夏。
夜釣り装備を整えて、ぜひ脂の乗ったムギワライサギを狙いに行ってみてはいかがでしょうか?


