月日貝(ツキヒガイ)は激減している?全滅危惧種?特徴を徹底解説!

独特の美しい色彩を持つ月日貝(ツキヒガイ)ですが、「最近見かけなくなった」「数が減っているのでは?」といった声も聞かれます。

実際のところ、月日貝の現在の状況はどうなっているのでしょうか?

絶滅危惧種に指定されているのか、そしてどのような特徴を持つ貝なのか、詳しく解説します。

月日貝は激減している?

月日貝の漁獲量は、一部地域で減少傾向にあるという報告があります。

特に、主要な産地である鹿児島県などでは、ピーク時に比べて漁獲量が減少しているという情報も見られます。

また、青森県におけるホタテガイの例ですが、高水温などの環境変化が貝類の生息に大きな影響を与え、激減につながるケースも報告されており、月日貝にも同様のリスクが考えられます。

ただし、全国一律で「激減している」と断定する情報は少ないですが、局所的、あるいは全体的に資源量が減少傾向にある可能性は指摘されています。

月日貝は絶滅危惧種?

月日貝は、国のレッドリストには掲載されていませんが、一部の自治体のレッドリストでは絶滅危惧種として評価されています。

  • 和歌山県: 絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。これは、絶滅の危機が増大している種を指します。
  • 愛知県: 準絶滅危惧(NT)に指定されています。これは、現時点では絶滅危惧種ではないが、生息条件の変化によっては絶滅危惧種に移行する可能性のある種を指します。

このように、地域によっては絶滅の危機に瀕していると認識されており、今後の保護活動が重要となっています。

月日貝の特徴

月日貝は、イタヤガイ科に属する二枚貝で、ホタテガイに近い仲間です。

その最大の特徴は、何といっても左右の殻の色が著しく異なる点です。

  • 殻の色: 片方の殻は太陽を思わせるような橙色や赤褐色、もう片方の殻は月を思わせるような白色や黄白色をしています。この色の違いが「月日貝」の名前の由来とされています。添付の画像でも、その美しい色の対比がよくわかります。
  • 殻の形: 円形に近く、平たい形状をしています。殻は比較的薄く、表面には細かい放射状の筋があります。
  • 大きさ: 成長すると殻長・殻高ともに10cmを超えるものも見られます。
  • 生息域: 主に内湾の水深10~100m程度の砂泥底に生息しています。海底に右側の白い殻を下にして横たわるように生活しています。
  • 生態: 海中のプランクトンを鰓(エラ)で濾し取って捕食するフィルターフィーダーです。危険を感じると、ホタテガイのように殻を開閉させて海中を泳ぐことができます。
  • 分布: 日本国内では、太平洋側は房総半島以南、日本海側は山陰地方以西に分布しています。

食用としての月日貝

月日貝は、その大きな貝柱が食用として非常に人気があります。

ホタテガイの貝柱によく似ていますが、より甘みが強く、独特の旨味としっかりとした歯ごたえがあります。

産地で新鮮なものが手に入れば、刺身で食べるのが最高の贅沢とされています。

その他、バター焼きやフライなど、様々な料理で美味しくいただけます。

ただし、鮮度の低下が早いため、産地以外では生の状態で流通することが少ない希少な貝です。

まとめ

月日貝は、一部地域で漁獲量の減少が見られ、自治体によっては絶滅危惧種に指定されるなど、その資源状況には注意が必要です。

太陽と月を思わせる美しい色の殻と、甘みと旨味の強い貝柱が特徴の魅力的な二枚貝であり、今後もその資源を守っていくための取り組みが求められます。

 

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