【要注意】ガシラ(カサゴ)釣りは危険!?毒がなくても指を切る人が続出する理由と安全対策。

釣りのターゲットとして人気の根魚、ガシラ(カサゴ)。

その強い引きや美味しい食味から、多くの釣り人に愛されています。

しかし、手軽に楽しめるイメージのガシラ釣りにも、知っておくべき「危険」が潜んでいます。

「ガシラは毒魚じゃないでしょ?」と思っているあなた。

その認識は正しいですが、それでもガシラで怪我をする人が後を絶たないのです。

特に多いのが、鋭いトゲによる「指の切創」や「刺し傷」。

今回は、なぜガシラ釣りが危険なのか、そして安全に楽しむための対策を徹底解説します。

ガシラ(カサゴ)は本当に危険?毒がないのに怪我人が多い理由

スズキ目フサカサゴ科に属するガシラ(カサゴ)。

一般的に「毒魚」として知られるアイゴやゴンズイなどとは異なり、ガシラ自体に毒はありません。

では、なぜ危険視されるのでしょうか?

その理由は、彼らが持つ**鋭く硬いトゲ(棘条)**にあります。

ガシラの体には、以下の場所に非常に発達した鋭いトゲがあります。

  • 背ビレ(背びれ)
  • 胸ビレ(胸びれ)
  • 尻ビレ(しりびれ)

これらのトゲは、捕食者から身を守るためのものですが、釣り上げた魚を不用意に掴んだ釣り人の指に、容赦なく突き刺さったり、切りつけたりします。

特に、喜び勇んで魚体を持った際や、フックを外そうと手探りしている際に、このトゲがグサッと刺さってしまう事故が多く発生します。

「毒がないから大丈夫」と油断していると、思わぬ深手や出血を負う可能性があります。傷口から雑菌が入り、化膿するリスクも考えられます。

実際にガシラで怪我をするとどうなる?

ガシラのトゲによる怪我は、一瞬の不注意で起こります。

  • 鋭い痛みが走る
  • 出血する
  • 傷口が塞がりにくい場合がある
  • 放置すると腫れや化膿の原因になることも

小さな魚でもトゲの鋭さは侮れません。

「ちょっとくらい大丈夫だろう」と素手で扱っていると、後で痛い目に遭うかもしれません。

楽しい釣りが、一瞬にして台無しになってしまう可能性があります。

ガシラ(カサゴ)釣りを安全に楽しむための必須アイテムと対策

ガシラ釣りのリスクを理解した上で、しっかりと対策をとれば安全に楽しむことができます。

怪我を防ぐために必ず用意しておきたいアイテムと行動を紹介します。

  1. フィッシュグリップは必須! 魚体に触れずにガシラの口を掴めるフィッシュグリップは、安全対策の最優先アイテムです。これを使えば、背ビレや胸ビレの鋭いトゲに触れることなく魚体を固定できます。
  2. 厚手のグローブ・手袋を着用する 万が一、魚体が暴れたり、フィッシュグリップから外れてしまったりした場合に備え、厚手の釣り用グローブや軍手を着用しましょう。トゲの貫通を完全に防げるとは限りませんが、怪我のリスクを大幅に軽減できます。
  3. プライヤーやフォーセップを活用する 魚がハリを飲み込んでしまった場合など、フックを外す際に素手で作業するのは非常に危険です。魚体をしっかり固定し、プライヤーやフォーセップといった器具を使って慎重にフックを外しましょう。
  4. 魚体をしっかり観察する 魚を触る前に、どこに危険なトゲがあるのかを必ず確認しましょう。ガシラの場合は、背中、両脇、お腹側のヒレに鋭いトゲが集中しています。
  5. 落ち着いて作業する 焦りは禁物です。特に釣ったばかりの魚は元気が良く暴れることがあります。魚が落ち着いてから、安全な方法でフックを外したり、写真を撮ったりするようにしましょう。

万が一、ガシラのトゲが刺さってしまったら

どれだけ注意していても、不意の事故が起こる可能性はゼロではありません。

もしガシラのトゲが刺さってしまったら、以下の応急処置を行いましょう。

  1. 落ち着いてトゲを抜く 皮膚に残ったトゲがあれば、毛抜きなどで丁寧に取り除きます。無理に押し込んだりせず、抜けるようなら抜きましょう。
  2. 傷口を洗浄する 水道水などのきれいな水で、傷口を念入りに洗い流します。海水が入った場合は、真水でしっかり洗い流してください。
  3. 消毒する 傷口を消毒液で消毒します。
  4. 必要であれば病院へ 出血が止まらない場合、傷が深い場合、腫れがひどい場合、痛みが強い場合などは、自己判断せず医療機関を受診しましょう。破傷風などの感染症のリスクもゼロではありません。

まとめ:ガシラ(カサゴ)釣りの危険性を理解し、安全に楽しもう!

ガシラ(カサゴ)は毒魚ではありませんが、その鋭いトゲは釣り人に思わぬ怪我を負わせる危険性を持っています。

しかし、適切に対策をとれば、安全に釣りを楽しむことができます。

今回紹介した

  • フィッシュグリップ
  • 厚手のグローブ
  • プライヤー/フォーセップ

といった安全対策アイテムを必ず準備し、魚を扱う際は慎重に行動しましょう。

「毒がないから大丈夫」という油断は禁物です。ガシラ釣りの危険性を正しく理解し、

万全の準備をして、安全で楽しい釣りライフを送ってください!

【要注意】ガシラ(カサゴ)釣りは危険!?毒がなくても指を切る人が続出する理由と安全対策。釣太郎

 

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