【釣り人必見】日本の海に潜む危険な魚ベスト5と安全対策

釣りのターゲットとして人気のある魚がいる一方で、意図せず釣れてしまったり、知らずに触ってしまったりすることで思わぬ怪我につながる危険な魚がいます。

特に毒を持っていたり、鋭い棘を持つ魚には細心の注意が必要です。

ここでは、日本の沿岸部で釣り人が比較的遭遇しやすく、危険度の高い魚を5種類ピックアップしました。

1.アイゴ(Aigo / Rabbitfish) – ヒリヒリとした痛みが続く厄介者

  • 危険な箇所: 背ビレ、尻ビレ、腹ビレの棘。
  • 特徴: 全身にゴマのような斑点があり、ヒレの棘が発達しています。草食性で、磯場や堤防周りで海藻などを食べています。比較的小型ですが引きが強く、ウキ釣りなどでよく釣れます。
  • 危険性: 棘には毒があり、刺されると火傷のようなズキズキとした強い痛みが長時間続きます。患部が腫れることもあります。
  • 注意点・対策:
    • 釣れても素手で触らない!
    • 魚を掴む際は、厚手のグローブを着用しましょう。
    • ハリを外す際は、フィッシュグリップやプライヤーを使い、魚体を直接持たないようにしましょう。
    • 暴れる魚なので、不用意に扱うと危険です。

2.ゴンズイ(Gonzui / Striped Catfish) – 群れで襲来!ナマズの仲間だが毒棘持ち

  • 危険な箇所: 背ビレと胸ビレの先端にある太い棘。
  • 特徴: ナマズの仲間で、黒っぽい体に黄褐色のラインが入っています。幼魚の頃は団子状になって泳ぐ「ゴンズイ玉」が見られます。港湾部や砂泥底に生息し、夜釣りの置き竿などでよく釣れます。
  • 危険性: 棘には強力な毒があり、刺されると激しい痛みと腫れを引き起こします。アナフィラキシーショックを起こす可能性もゼロではありません。
  • 注意点・対策:
    • ゴンズイ玉を見かけたら要注意。
    • こちらも絶対に素手で触ってはいけません。
    • 厚手のグローブやプライヤーは必須です。
    • ハリを外すのが難しい場合は、無理せずハリスを切る判断も必要です。

3.ハオコゼ(Haokoze / Devil Stinger) – 小さくても侮れない猛毒の棘

  • 危険な箇所: 背ビレの棘。
  • 特徴: 非常に小型のカサゴの仲間で、体色は茶褐色などで保護色になっています。浅い磯や岩礁帯、テトラポット周りなどに生息し、簡単に釣れてしまいます。
  • 危険性: 小さい体ながら、背ビレの棘にはオニオコゼにも匹敵すると言われる強い毒があります。刺されると激しい痛みと腫れ、痺れなどを引き起こし、場合によってはリンパ節が腫れることもあります。
  • 注意点・対策:
    • 小型で見つけにくいため、岩場などで不用意に手をついたり、釣れた際にうっかり触ってしまわないように注意!
    • 釣れたら、必ずグローブやプライヤーで扱いましょう。
    • リリースする場合も、安全な方法で海に戻しましょう。

4.オニカサゴ(Onikasago / Scorpionfish) – 名前の通り鬼のような毒棘

  • 危険な箇所: 背ビレ、尻ビレ、腹ビレなど全身の棘。
  • 特徴: 岩礁帯に生息し、海底に擬態しています。高級魚としても知られ、船釣りなどで専門に狙う人もいますが、思わぬ大物がかかることもあります。
  • 危険性: 全身の棘に強い毒を持っており、刺されると激しい痛み、腫れ、時には神経麻痺や呼吸困難などの全身症状を引き起こすこともあります。非常に危険です。
  • 注意点・対策:
    • 釣れた際は、細心の注意を払ってください。
    • 厚手のグローブ、フィッシュグリップ、プライヤーを最大限に活用しましょう。
    • 毒棘の場所を正確に把握し、触らないように確実に掴みましょう。
    • ハリを外す際は、魚が暴れないようにしっかりと固定することが重要です。

5.アカエイ(Akaei / Red Stingray) – 強力な尾の棘に要注意

  • 危険な箇所: 尾の付け根にある大きく鋭い棘。
  • 特徴: 砂地や泥底を好み、海底に潜んでいます。投げ釣りや船釣りでゲストとしてかかることがあります。大型になる種もいます。
  • 危険性: 尾の棘には毒があり、刺されると激しい痛みと腫れ、出血を伴います。棘が折れて傷口に残ることもあり、非常に危険な怪我につながります。特に、知らずにエイを踏んでしまい、尾で刺されるケースが多いです。
  • 注意点・対策:
    • エイが釣れた場合、絶対に尾に近づかないこと!
    • 岸に上げたら、尾の棘を踏みつけるか、長いプライヤーなどで確実に棘を掴み、注意してハリスを切るのが安全です。
    • 絶対に素手で触ったり、不用意に持ち上げたりしないでください。
    • 釣れてしまった場所(特に浅瀬)を歩く際は、足元に注意しましょう。

万が一、危険な魚に刺されてしまった場合の応急処置

毒魚に刺されてしまったら、以下の応急処置を迅速に行いましょう。

  1. 落ち着く: まずは落ち着いて行動することが重要です。
  2. 毒を絞り出す(推奨されない場合も): 毒のタイプによりますが、可能であれば傷口の周りを軽く押して毒を絞り出すことを試みる人もいますが、これは傷口を広げたり感染のリスクを高める可能性もあるため、無理は禁物です。口で吸い出すのは絶対にやめましょう。
  3. 傷口を洗う: 清潔な海水か流水で、傷口をよく洗いましょう。
  4. 温める(重要!): 多くの魚の毒はタンパク質性で、熱に弱い性質があります。刺された箇所を約45℃~50℃のお湯に30分~90分ほど浸けることで、毒の働きを弱め痛みを和らげる効果が期待できます。やけどには注意してください。熱いお湯が用意できない場合は、使い捨てカイロなどで温める方法もあります。
  5. 医療機関へ: 応急処置をしたら、必ず速やかに医療機関を受診してください。毒の種類や体質によっては重篤な症状を引き起こす可能性があります。

安全な釣りのために普段からできること

  • 装備の準備: **厚手のグローブ、フィッシュグリップ、プライヤー(ペンチ)**は必須アイテムとして必ず持参しましょう。
  • 魚の知識: どのような魚に危険な箇所があるのか、事前に知っておくことが大切です。
  • 確認と観察: 釣れた魚がどのような種類か、どこに棘があるのかなどを、触る前にしっかりと確認しましょう。
  • 無理な扱いはしない: 魚が暴れたり、安全に扱えないと感じたら、無理にハリを外そうとせず、ハリスを切るなどの判断も必要です。
  • 子供との釣り: 子供と一緒に釣りに行く場合は、子供が誤って危険な魚に触らないよう、大人が十分に注意しましょう。

まとめ

日本の海には、美味しい魚や釣って楽しい魚がたくさんいますが、同時に注意が必要な危険な魚も生息しています。

特に今回ご紹介したアイゴ、ゴンズイ、ハオコゼ、オニカサゴ、アカエイは、釣り人が比較的遭遇しやすく、刺されると強い痛みや健康被害をもたらす可能性があります。

これらの魚の特徴と危険性を理解し、グローブやプライヤーなどの安全装備を適切に使用することで、危険を大幅に減らすことができます。

万が一刺されてしまった場合も、慌てずに適切な応急処置を行い、必ず医療機関を受診してください。

知識と準備があれば、海での釣りはより安全で楽しいものになります。

ぜひ、これらの情報を役立てて、安心して釣りを楽しんでください!

安全な釣行で、思い出に残る一日を!

【釣り人必見】日本の海に潜む危険な魚ベスト5と安全対策説明。釣太郎

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