魚の体色(青色系・赤色系・茶~黒色系)の違いは、以下の3つの要素が大きく関係しています。
✅ ① 住んでいる環境(光の届き方)
・青色系の魚(例:サバ、カツオ、ブリ)
→ 太陽光が届く中~上層の明るい海域に生息。
→ 水中で最も遠くまで届く青い光に溶け込む色なので、外敵から身を隠せる。
→ 回遊魚に多く、泳ぎが速い魚が多いのも特徴。
・赤色系の魚(例:キンメダイ、アマダイ、オニカサゴ)
→ 深海など暗い場所に生息。
→ 赤い光は水中で5~10mほどで吸収されてしまうため、深海では**「黒く」見える=保護色**になる。
→ 「赤色=目立つ」と思われがちだが、深場では逆に目立たないのがポイント。
・茶~黒色系の魚(例:カサゴ、ハゼ、クロダイ)
→ 岩礁や海藻、砂泥底などの複雑な地形に生息。
→ 周囲の環境にカモフラージュするため、地味な色合いになっている。
✅ ② 生活スタイルや捕食・被食関係
・目立つ色=警戒色として使う魚もいる(例:ベラ類の派手な模様、フグ類など)
・外敵から隠れる必要のある魚は、背景と同化する色合いに進化する
・逆に、群れで生活する回遊魚は、反射する青銀色の体で目くらましを行う
✅ ③ 体の構造や色素細胞の違い
魚の体色は、皮膚の中の色素細胞(クロマトフォア)によって決まります。
これには以下のような種類があります:
| 色素細胞の種類 | 色 |
|---|---|
| メラノフォア | 黒や茶(メラニン) |
| エリスロフォア | 赤色 |
| キサントフォア | 黄色 |
| シアノフォア | 青色 |
| イリドフォア | 銀色や虹色(光の反射) |
・青色の魚は「青の色素細胞+反射層」を多く持つ
・赤色の魚は「赤い色素細胞(エリスロフォア)」を持つ
・黒っぽい魚は「メラニン色素が多い」構造
🔍 補足:釣りや観賞の視点から
・「青い魚は脂が乗ってる」「赤い魚は甘みが強い」など味の傾向と色に関連があるとされることも
・釣りでは魚の体色から居場所(水深や地形)や警戒心を予測できることもある


