1.乱獲(過剰漁業)による資源の枯渇
・現在、世界の漁業資源の3分の1以上は持続不可能な水準で漁獲されています(FAO調査)。
・マグロ、ウナギ、サンマなど日本人に馴染み深い魚ほど危機的状況です。
・漁獲技術の高度化が逆に「魚を獲りすぎる」原因にもなっています。
▶ 今のペースで獲り続ければ、主要魚種は枯渇するリスクが高い。
2.海水温の上昇と生息地の変化
・地球温暖化により海水温は上昇傾向にあり、魚の生息地が北へ移動しています。
・例えば、和歌山のアジやイカが不漁になった一方、北海道では南方魚が増加する現象も。
・この変化は地域ごとの漁獲構造の崩壊につながるおそれがあります。
▶ 100年後には、今の魚が今の場所にいない未来が訪れるかも。
3.海洋酸性化とプランクトンの減少
・CO₂の海洋への溶け込みにより、海が酸性化しつつあります。
・これは貝類・甲殻類の殻形成障害、プランクトンの減少などを引き起こし、
食物連鎖の下層から壊れていく可能性があります。
▶ 「海の栄養の出発点」が崩壊すれば、魚も育たなくなる。
4.マイクロプラスチックや重金属などの汚染
・魚体内に取り込まれるマイクロプラスチックや水銀・PCBなどの汚染物質は、
安全に食べられる魚の数を減らすことにもつながります。
・将来的には「食べられるが健康被害のリスクがある」状態が主流になる懸念も。
▶ 魚が「獲れても食べられない」時代が来る可能性も。
5.養殖での代替は限界がある
・一部は養殖でカバーできますが、エサとなる天然魚粉や海水温管理の限界があり、
完全代替は不可能です。
・また、天然魚の味や脂の質、回遊性に由来する成分は養殖では再現困難な部分も多い。
▶ 養殖は補完策にすぎず、「本来の魚」は失われるかも。
【結論】100年後、「今のように海の魚を食べる未来」は保証されていない
このまま対策を講じなければ――
・漁獲量の激減
・味や安全性の低下
・高騰による庶民の手からの遠ざかり
といった状況により、「魚は贅沢品」「食べられない存在」となる可能性は高いです。
【希望はある】回避の鍵は「今」の行動
・資源管理型漁業の推進(漁獲枠、産卵期の禁漁)
・海洋保護区の拡大
・消費者の意識改革(旬を食べる・無駄なく食べる)
・持続可能な養殖と代替タンパク源の開発
これらの取り組みによって、未来は変えられます。


