海の中には多くの雑菌(細菌・ウイルス・真菌など)が存在しますが、通常その海に生息する魚を食べても健康上は問題ないとされています。
ただし、以下の条件や注意点が関係します。
● なぜ海の魚は食べても安全なのか?
・魚の免疫力が強く、健康な状態であれば病原菌に感染していない
・生きている魚の内臓や筋肉内には、基本的に菌がいない
→ 雑菌が多いのは表面や腸の中(内臓)です。
・海水は塩分濃度が高く、多くの菌にとって生存環境として厳しい
→ 真水よりも細菌の繁殖スピードは遅めです。
● ただし、注意すべきリスクもあります
■ ① 鮮度が落ちると菌が増殖
・釣った直後の魚はほぼ無菌に近いですが、時間が経てば表面や内臓から菌が増殖します。
・常温放置・真水での冷却は特に菌を繁殖させやすい。
■ ② 特定の菌や寄生虫のリスク
・腸炎ビブリオ菌
→ 夏の高水温期(20℃以上)に増えやすく、腹痛・下痢・嘔吐などの原因に。
→ 内臓や血合い部分に多く、しっかり除去すればリスク低減。
・アニサキス(寄生虫)
→ サバ・アジ・イカ・ブリなどに見られる。生食時にリスクあり。冷凍・加熱で死滅。
● 安全に食べるための対策
・釣ったらすぐに締めて、血抜き→内臓処理→冷却(海水氷)
・生で食べる場合は特に鮮度を重視(釣ったその日に処理)
・内臓は持ち帰らず、現地処理が理想(菌や臭いの発生源)
・調理器具・まな板の衛生管理も徹底(生肉とは分ける)
・免疫の弱い人(子ども・高齢者・妊婦)は生食を控えるのが無難
● まとめ
海には雑菌が多いですが、魚自体がそれらを内蔵しているわけではなく、正しい処理と管理をすれば問題なく美味しく安全に食べられます。
逆に、処理や保存を怠ると、海の菌が原因で食中毒につながるリスクが高くなります。


