なぜ今、全国の砂浜が減っているのか? ~海岸の未来を脅かす“見えない危機”~

・日本全国で、かつてあったはずの砂浜が、次々と姿を消しています。
・これは一部の地域に限った問題ではなく、全国的に進行する深刻な現象です。

・その背後には、人間の営みや自然環境の変化が複雑に絡み合っています。


砂浜が減少している主な原因

① 河川からの砂の供給減少

・砂浜の材料は、山から川を通じて運ばれてくる砂や礫(れき)です。
・しかし、ダムの建設や治水工事により、川の流れがせき止められ、砂の供給が止まってしまっています。

・その結果、海に届くはずの砂が届かず、浜は削られる一方になっているのです。


② 海岸線の開発と護岸工事

・港湾整備や防波堤、テトラポッドの設置により、波や潮流の自然な流れが変化しています。
・これによって、砂の移動が妨げられたり、ある場所に偏ったりしてしまい、特定の砂浜が失われています。


③ 海面上昇・異常気象の影響

・近年は地球温暖化の影響で、海面上昇が進み、高波や高潮の被害が頻発しています。
・そのたびに砂浜が削られ、回復する前にまた削られるという悪循環に陥っています。


砂浜が失われると起きる“不都合”

① 海岸浸食の加速

・砂浜が消えると、波のエネルギーが直接堤防や崖、建物にぶつかるようになります。
・これにより、海岸線が急速に後退する**「海岸浸食」**が進行し、人の生活圏が危険にさらされます。


② 災害リスクの増加

・砂浜は波の力を吸収する「天然の防波堤」です。
・これがなくなると、台風や津波、高潮の被害が何倍にも増える可能性があります。


③ 生態系への影響

・砂浜は、ウミガメの産卵地や、浜辺に生きる小動物の生息地でもあります。
・砂浜が消えると、こうした命の営みも失われてしまいます。


④ 釣り場や観光資源の喪失

・サーフ釣りや潮干狩り、海水浴など、砂浜はレジャーの場としても重要な資源です。
・これが失われることで、観光客の減少、地域経済への打撃も避けられません。


まとめ:砂浜は「景色」ではなく「資源」

・砂浜は、私たちの暮らしと安全を守る重要な自然資源です。
・その喪失は、私たちの日常にもじわじわと影響を及ぼします。

・いま、できることは砂浜を守る意識を持つこと
・釣り人も海岸を訪れるすべての人も、「その足元の砂は、未来へのバリア」であることを知っておきましょう。

全国的に砂浜が減っている原因と、その結果生じる不都合.釣太郎

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