なぜ「海底の水温は中層と同じ」と思いがちなのか?
釣り人の中には、「表面と中層は水温が違うけれど、海底は中層とあまり変わらない」
と考える人が意外と多いです。
この理由には、次のような背景があります。
・海底は太陽光の影響を受けにくく、温度が安定しているイメージが強い
・水深が深くなると変化が少ないと、感覚的に思われている
・釣り用の水温計では、細かい水温変化を測定しにくい場合が多い
・釣りの実感(釣れた魚の状態)だけで判断してしまうことがある
たしかに、海底付近は「比較的安定した水温」という特徴はあります。
しかし、実際には、
・深場では潮の流れによって冷たい海水が入り込んでいる
・中層と海底の間にも、サーモクライン(水温躍層)が存在する
・季節や場所によって、5℃以上の水温差が生じることがある
という事実があります。
つまり、
「海底だから中層と同じ」と決めつけてしまうと、釣りのタナ設定やアプローチを間違えてしまうリスクがあるのです。
特に夏場や潮通しのいい場所では、海底の水温が中層より大幅に低く、
魚の動きが鈍くなっているケースも多いため、水温差を前提に戦略を組み立てることが大切です。


