「今日は気温が高いから、水温も上がって釣れそうだな!」
そう思って海に出たのに、まったく釣れなかった経験はありませんか?
それ、気温だけを水温の判断基準にしているのが原因かもしれません。
実は、海水温は気温“だけ”では決まりません。
今回は、釣果に直結する「海水温」を左右する要因と、
それぞれの影響度を%でわかりやすく釣り人向けに解説します。
【結論】海水温に影響を与える主な4つの要因とその割合
| 要因 | 影響度(目安) | 説明 |
|---|---|---|
| 太陽の光(季節) | 40% | 年間を通じてじわじわ水温を上げ下げする主要因。春〜夏に向けて上昇、秋〜冬に向けて下降。 |
| 海流(黒潮・親潮) | 30% | 暖流・寒流の接近や離岸により、海水温が急変することも。特に黒潮域では最重要。 |
| 風(撹拌作用) | 20% | 表層と深層の水をかき混ぜ、表面だけ温まった海を冷やしたり、水温を均一にする役割。 |
| 雨・川の流入 | 10% | 特に湾内や汽水域で表層の水温に影響。大雨直後は冷えやすくなるが、持続性は短い。 |
【①】太陽の光(季節の移り変わり)= 影響度40%
海は太陽の光によって、少しずつ暖められたり冷やされたりしています。
これがいわゆる季節ごとの水温変化の主因です。
・春はゆっくり水温が上がり始め
・夏はピークへ
・秋は日照時間の減少とともに下降
・冬に最も低下します
この太陽の影響が、年間平均の水温を形づくっているのです。
【②】海流(黒潮・親潮など)= 影響度30%
とくに太平洋側の釣り人に重要なのが、「海流」。
・黒潮(暖流)が接岸すると水温が一気に上昇
・逆に離岸したり親潮(寒流)が近づくと急低下
海流は数日で変化するため、短期間での水温急変の大きな原因です。
たとえば、和歌山や高知など黒潮の影響が大きい地域では、
気温が安定していても水温が2~3℃変動することがあります。
【③】風(撹拌効果)= 影響度20%
風が吹くと、海の表面と下層の水がかき混ぜられます。
これによって、
・表面だけ温まっていた海水が冷える
・逆に、冷たい海水の下から温かい水が押し上げられる
という現象が起きます。
特に北西風が強くなる冬場には、釣り場の水温が急変することもあるので要注意です。
【④】雨・川の流れ(淡水の流入)= 影響度10%
これは主に**湾内や汽水域(川と海が混ざる場所)**での話です。
・大雨のあと、冷たい淡水が流れ込むと、表層の水温が一時的に下がります
ただし、外洋では影響が少なく、しかも一時的な変化にとどまります。
【気温の影響は?】
「気温」という要素そのものは、実は直接の影響はほぼゼロに近いのが現実です。
気温はあくまで「間接的に」太陽の熱量を示すものであり、
短時間で変わっても海水温は動きません。
よく晴れた日中、気温が25℃あっても、水温が16〜17℃のままということはよくあります。
【釣果につなげるヒント】
釣果に直結する海水温は、気温ではなく「海水温データ」で見るべきです。
・気象庁や各地の観測所のリアルタイム水温情報
・沿岸定点の水温グラフ推移
・海流マップ(黒潮の蛇行や接岸情報)
これらをチェックしておくことで、釣行の精度はグッと上がります。
【まとめ】
✅ 海水温の主な決定要因は以下の通り
-
太陽の光(40%)
-
海流(30%)
-
風の撹拌(20%)
-
雨・淡水流入(10%)
✅ 気温だけを見ても、釣果の予測はできない
✅ 釣行前は海水温データ+海流情報を要チェック!
釣りは自然を読む知識がモノをいいます。
気温に惑わされず、本当の「海の状態」を見極める目を養いましょう!


