海の魚が減っている――
そんな話を聞いたことがある人も多いでしょう。
実際、世界中で海の魚の数は大きく減少しています。
では具体的に、どれくらい減っているのでしょうか?
釣り人目線で、わかりやすく解説していきます。
世界の魚の約30~40%は「過剰漁獲」の状態に
世界の海では、**商業的に漁獲される魚種の約30~40%**が、「過剰漁獲(とりすぎ)」の状態にあります。
これは、国連食糧農業機関(FAO)の報告によるものです。
つまり、もはや自然回復が追いつかないペースで魚がとられているということ。
特に人気の高いマグロ類や、タイ、ヒラメ、アジ、イワシなども例外ではありません。
日本近海でも深刻!漁獲量は40年前の3分の1以下
日本の海も、例外ではありません。
農林水産省のデータによると、日本の総漁獲量は1980年代と比べて、現在は3分の1以下。
特に減少が著しい魚種を挙げると――
・スルメイカ → 90%減
・サバ → 半減
・イワシ → 半減
と、驚くほどのペースで減っています。
「最近、釣れにくくなった気がする」という釣り人の感覚は、気のせいではないのです。
なぜ海の魚は減っているのか?原因まとめ
魚が減っている主な理由は、以下の4つです。
1. 乱獲(過剰漁獲)
世界中で魚がとりすぎられ、自然に回復する暇がありません。
2. 環境破壊
沿岸の開発や、プラスチックごみ、海水温の上昇によって、魚たちの産卵場や育成場が失われています。
3. 地球温暖化
海の水温が変わることで、魚の回遊ルートや産卵パターンが狂っています。
これにより、特定の地域で魚が激減するケースも。
4. 外来種の影響
温暖化で暖かい海を好む外来魚が増え、在来種を駆逐する例も出てきています。
今後、海の魚はどうなる?釣り人ができること
今後も、何もしなければ魚はさらに減り続けると考えられています。
しかし、私たち釣り人にもできることはあります。
たとえば――
・リリースを意識する(小さい魚、産卵個体)
・資源保護型の釣りを心がける
・ルールや禁漁期を守る
こうした小さな積み重ねが、未来の海を守る力になるのです。
【まとめ】今、釣り人こそ知っておきたい事実
・世界の魚の30~40%は過剰漁獲状態
・日本の漁獲量は40年前の3分の1以下
・特にイカ、サバ、イワシが激減
・原因は乱獲、環境破壊、温暖化、外来種の影響
・釣り人一人ひとりの意識が未来を変える
魚がいない海になってからでは、もう遅い。
だからこそ、釣りを愛する私たちが未来に向けてできることを、
今、始めましょう。


