近頃サバの漁獲量が減っている理由は複合的で、いくつかの要因が考えられています。
漁獲量減少の理由
海洋環境の変化: 黒潮の蛇行や親潮の弱勢化などにより、サバの回遊経路や分布水深が変化し、漁獲されにくい状況になっている可能性が指摘されています。
海水温の上昇も影響しているかもしれません。
資源量の変動: 太平洋のマサバの資源評価が見直され、以前より資源量が少ない可能性が示唆されています。
過去の過剰な漁獲が資源減少につながったという指摘もあります。
マイワシとの競合: 資源量を増やしているマイワシとの間で、餌の競合や生息場所のすみ分けなどが起こり、サバが獲れにくくなっているという説もあります。
漁獲対象の変化: 食用にならない小型のサバが多く獲れており、大型の食用に適したサバが少ないという現状があります。
大衆魚ではなくなる可能性
漁獲量の減少とそれに伴う価格の高騰により、サバがこれまでのような安価な大衆魚ではなくなる可能性は十分にあります。
特に大型で脂ののったサバは、価格が上昇傾向にあり、スーパーなどでもノルウェー産などの輸入物に頼るケースが増えています。
流通している国産サバの割合
正確な割合のデータは変動しますが、日本で流通しているサバの多くは依然として天然の国産サバです。
2022年の日本のサバ漁獲量は約32万トンで、種類別に見るとマイワシ、ホタテガイに次いで3番目に多い水揚げ量です。
しかし、その中で食用となる大型の割合は限られています。
近年では、国産の大きなサバを使った加工品は価格が高くなる傾向があります。


