雨が降った後、晴れ間がのぞいたタイミングで「今がチャンスかも?」と釣りに
出かけたくなること、ありますよね。
でも、実際に**「雨上がりのアオリイカ釣りは釣れるのか?」**と聞かれると、
「濁りが出るのでは?」「水温が下がっていそう…」といった不安の声もよく聞きます。
そこで今回は、雨上がりのアオリイカの行動傾向や、
釣れる条件・おすすめの釣り方について、釣り人目線でわかりやすく解説します。
■ 結論:雨上がり直後は“条件次第”で爆釣の可能性あり!
まず結論から言えば、雨上がりは「条件さえ合えば」狙い目です。
ただし、以下のようなポイントに注意する必要があります。
▼ 雨上がりのアオリイカが釣れやすい条件とは?
① 雨量が少なかった
小雨〜中雨程度で済んでいれば、海がかき回されすぎず、水温も安定。
こういった状況では、活性がむしろ上がる傾向があります。
② 水温が急激に下がっていない
雨によって海水温が急激に低下すると、アオリイカは深場へ落ちてしまうことがあります。
釣行前に海水温データや肌感覚で水温をチェックするのが重要です。
③ 濁りが少ないポイントを選ぶ
湾奥や河口付近は、雨上がりに濁りが残りやすく、アオリイカの視認性が下がるため不利です。
逆に外洋に面した地磯や沖向きの堤防などは、潮通しが良く濁りが抜けやすいのでおすすめ。
▼ 雨上がりに釣れる理由はこれだ!
・【酸素が供給され、活性が回復】
雨によって海水中の酸素量が一時的に増えることで、
アオリイカの代謝が高まり、エサを探しやすくなるケースがあります。
・【気圧回復 → イカの活性上昇】
雨が止むと気圧が回復に向かうことが多く、このタイミングでアオリイカの動きが活発になることも。
「気圧の谷を抜けた後」が狙い目です。
・【プレッシャーの少ない海に戻る】
雨天中は釣り人が少なかったため、海中は静かでストレスフリーな状態。
そこへタイミングよく仕掛けを投入すれば、思わぬ大物が出ることも。
▼ 雨上がりアオリイカ釣りのおすすめ戦略
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エギのカラー選び:濁りがあるなら「赤テープ」や「夜光系」など視認性重視で。
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タナ(層)は深めからスタート → 様子を見ながら中層まで探る。
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風の影響が少ないポイントへ移動(東向きの地磯やテトラ帯など)
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動きはややスローに、見せて抱かせる釣りが有効。
▼雨上がりでも釣れにくいケースは?
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前日からの大雨や長雨が続いた場合
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河口や湾奥で泥濁りが広がっているとき
- 急な冷え込み(気温と水温の差が大きい)
これらの状況では、アオリイカの活性はかなり落ちてしまうため、
無理に狙うより、条件の整った日に再チャレンジがおすすめです。
▼まとめ:雨上がりは“条件がそろえば”激アツ!
雨上がりだからこそ釣れる——そんなチャンスは確かにあります。
ただしそれは、**「濁り」「水温」「ポイント選び」**をしっかり押さえたうえでの話。
気象と潮流、海の変化を読み解き、適切なタイミングで竿を出せば、
大型アオリイカとの出会いも夢じゃありません。


