海に投げ入れられた空き缶(アルミ缶)は、完全に分解されるまでに約200年ほどかかると言われています。
■ 空き缶の分解期間
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アルミニウム缶:約200年〜500年
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スチール缶(鉄缶):約100年程度
■ 「ナイロンと違い、海に影響がない?」という疑問について
たしかにナイロン(プラスチック)はマイクロプラスチック問題としてよく取り上げられますが、空き缶も環境に対する影響が小さいわけではありません。
■ 空き缶が海に与える影響
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金属イオンの溶出
時間の経過とともに、アルミや鉄が酸化・腐食し、微量の金属イオンが海中に溶け出すことがあります。これが蓄積されると、海洋生物の生態系に影響を与える可能性もあります。 -
景観・観光への悪影響
海岸や堤防に空き缶が漂着すると、景観を損ね、観光地のイメージダウンにもつながります。 -
海洋生物の事故
缶の切り口などで、ウミガメや魚が傷つく事例も報告されています。
■ ナイロンと空き缶の違い
| 項目 | ナイロン(プラごみ) | 空き缶(金属) |
|---|---|---|
| 分解時間 | 数百年〜永遠 | 約200年 |
| マイクロ化 | しやすい | しにくい |
| 有害物質の拡散 | 添加物や可塑剤が影響 | 金属イオンが影響 |
| 浮くかどうか | 多くは浮遊 | 沈むことが多い |
| 回収のしやすさ | 流されやすい | 比較的見つかりやすい |
■ 結論
「ナイロンと違って海に影響がない」わけではありません。
**空き缶も十分に「海洋ごみ問題の一因」**です。
釣り場や海辺では、空き缶も必ず持ち帰るのがマナーです。


