【魚の干物講座】アジの開きは2種類ある!?「マアジ」と「マルアジ」の違いと味の差とは?

干物の代表格といえば「アジの開き」。
ですが、実はアジの開きには2種類の魚が使われていることをご存じですか?

それが「マアジ(真鯵)」と「マルアジ(丸鯵)」です。

スーパーや干物専門店に並んでいるアジの開きも、よく見るとこのどちらかが使われています。
それぞれの違いや、どちらがよりおいしいか、詳しく見ていきましょう。


■マアジ(真アジ)の特徴

・標準和名:マアジ
・体型:やや平たい体形で体高がある
・味:脂がのっており、旨味が強い
・漁獲例:沿岸域に多く、小~中型がメイン

アジの中でも高級種扱いされるのがこのマアジ。
しっかりとした身質と、豊かな脂の乗りが干物との相性抜群で、
「甘み」や「コク」が際立つのが特徴です。

干物にすると身がふっくらと仕上がり、口の中で旨味がじんわり広がります。
そのため、高品質なアジの開き=マアジ使用が基本です。


■マルアジ(丸アジ)の特徴

・標準和名:マルアジ
・体型:丸みを帯びた円筒形(体高が低い)
・味:さっぱり系。脂は少なめ
・漁獲例:沖合で多く漁獲され、大型も多い

見た目がよく似ているマルアジですが、味や身質はやや劣るとされがちです。
特に脂の量が少なく、あっさりとした印象になります。

一方で、値段が安く、干物用としては大量生産に向いているため、
スーパーの安価な干物などで多く流通しています。


■見分け方のコツ

特徴 マアジ マルアジ
体型 平たい 丸い
体高 高め 低め
ゼイゴ(ウロコ) 尾に近い部分だけ 背側に長く伸びる
脂がのってうま味が強い あっさりで淡白
干物としての評価 高評価(高級干物に多い) 普及品(安価な干物に多い)

■結論:どちらがおいしい?

「おいしい干物を食べたいならマアジ」
「コスパ重視・あっさり好みならマルアジ」

食味でいえば、圧倒的にマアジに軍配が上がります。
ただし、好みや価格帯に応じて使い分けるのがベストです。


■豆知識:産地によっても味が変わる!

同じマアジでも「回遊型」か「居着き型」かで脂の乗りが違い、
例えば関サバのように瀬付きのマアジは特に脂がのって美味とされます。

干物に使われるマアジの品質は、
・産地
・時期
・サイズ
などでも大きく左右されます。

アジの開き(ひもの)は真アジと丸アジの2種がある。釣太郎

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