🌊 各海域の浸透圧はどう違うの?
浸透圧は主に塩分濃度(=塩分の割合)に左右されます。
日本周辺の海でも場所によって塩分濃度の違いがあり、
その影響で浸透圧にも微妙な差が生まれます。
【代表的な海域の塩分濃度(表層付近)】
| 海域 | 平均塩分濃度(‰) | 備考 |
|---|---|---|
| 太平洋沿岸 | 約34.0‰ | 黒潮の影響で塩分高め |
| 日本海 | 約33.5‰〜34.5‰ | 季節で変化あり。冬はやや高め |
| 瀬戸内海 | 約30.0‰〜32.0‰ | 降水・河川の影響を受けやすく低め |
✅ つまり…
・黒潮の影響を強く受ける太平洋側(南紀など)は塩分濃度がやや高め
→ 浸透圧も高く、魚の体液とのバランスが良い。
→ 海水氷としてはアオリイカや魚を自然に冷やしやすい。
・瀬戸内海などは河川水の流入が多く、やや塩分が薄い
→ 浸透圧もやや低めになる。
→ 魚の保存には、その海域に合った塩分濃度の海水氷が理想。
🐟 魚にとっての違いは?
魚やイカなどの海洋生物は、住んでいる海域の塩分濃度に適応しているため、
釣ったその魚を地元の海水と同じ浸透圧の氷で冷やすのがベストマッチです。
✅ 結論
・海の浸透圧は「ほぼ同じ」だが、「地域差は確かに存在する」
・とくに瀬戸内海は、雨や川の影響で塩分濃度が薄く、浸透圧も低め
・地元の海水を凍らせた「海水氷」は、その魚にとって最も自然な冷却環境になります。


