〜釣った直後は透明、時間が経つと真っ白になるのはなぜ?〜
アオリイカを釣り上げた直後、その体は透明感のある美しい姿をしています。
しかし、時間が経過するにつれ、その体色はだんだんと「白く」変化していきます。
「これは鮮度が落ちた証拠?それとも自然現象?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
本記事では、アオリイカが透明から白に変わる理由を、釣り人向けにわかりやすく解説します。
鮮度管理にも直結する知識なので、ぜひ最後までご覧ください。
🔍 そもそもアオリイカの「透明感」とは?
アオリイカの体は**色素胞(しきそほう)**と呼ばれる特殊な細胞で覆われています。
この色素胞が開閉することで、アオリイカは体の色を瞬時に変えることができます。
釣り上げ直後のアオリイカが透明に見えるのは、以下の理由によるものです。
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神経と筋肉が生きており、色素胞が閉じている状態
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光の屈折で体内が透けて見える状態
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これにより、水中では擬態(カモフラージュ)効果が発揮されます
この透明感はまさに「活きている証拠」であり、鮮度の高さの象徴でもあります。
🕒 時間とともに白くなる理由は?
アオリイカが時間とともに白く変化するのには、生理的・物理的な理由があります。
① 神経の停止と色素胞の収縮不能
アオリイカの色変化は、脳と神経の指令によってコントロールされています。
しかし、死後は神経活動が止まり、色素胞を自在に操作できなくなります。
その結果…
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開いていた色素胞が閉じたまま戻らなくなる
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色素が沈静化して、体表が一様な白色になる
つまり、白くなるのは「色を変える機能」が止まってしまったサインともいえるのです。
② 水分の蒸発とタンパク質の変性
時間が経つにつれて、アオリイカの体内から水分が蒸発します。
同時に、表面のたんぱく質が変性し、光の反射率が変わることで白っぽく見えるようになります。
これも鮮度低下のひとつの目安といえるでしょう。
🧊 鮮度を保つには「海水氷」がカギ!
アオリイカの透明感を少しでも長持ちさせたいなら、
【氷+海水】で作る「海水氷」での冷却が圧倒的におすすめです。
その理由は…
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アオリイカの細胞と同じ浸透圧だからダメージが少ない
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真水氷に比べて白化や収縮が起きにくい
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透明感を維持しやすく、見た目の鮮度もアップ
✅ まとめ|透明=鮮度の証、白化=生理的な変化
| 状態 | 意味 | 鮮度の目安 |
|---|---|---|
| 透明でキラキラ | 活きている、または直後 | ◎最高鮮度 |
| 少し白っぽい | 死後間もない状態 | ○良好 |
| 完全に白く濁る | 時間経過、劣化が進行 | △要注意 |
アオリイカの色の変化は、「美味しさ」と「鮮度管理」の重要なサイン。
釣った直後はすぐに締めて、海水氷で冷却→早めの処理を心がけましょう。


