アオリイカを釣ったあとの処理、どうしていますか?
クーラーボックスに真水で作った氷を入れていませんか?
もしそうなら――
せっかく釣ったアオリイカ、本来の美味しさを失っているかもしれません。
実は、アオリイカの保存に最適なのは「海水氷」。
プロや玄人釣り師がこぞって選ぶこの“特別な氷”には、明確な理由があります。
なぜ「真水氷」はNGなのか?
真水氷とは、家庭やスーパーで一般的に使われている、真水で作られた氷のこと。
この氷でアオリイカを冷やすと、以下のようなデメリットがあります。
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表皮が白く濁る(透明感が失われる)
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墨袋が破れやすくなる
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身質が固く、パサつくことも
その原因は「真水による浸透圧ショック」。
アオリイカの体は塩分濃度が高い海水に適応しており、真水に触れると細胞が膨張し、
ダメージを受けやすくなるのです。
海水氷とは?なぜアオリイカにやさしいのか?
海水氷とは、海水をそのまま凍らせた氷のこと。
釣り現場や漁業の現場では「海水ブロック」などとも呼ばれ、以下のようなメリットがあります。
✅ アオリイカの体に優しい
塩分濃度が海水と同じなので、アオリイカが浸透圧のストレスを受けません。
体表の細胞が壊れず、透明感を保てるのです。
✅ 急激に冷やしすぎない
海水は塩分を含むため、凍る温度が約-2℃と低く、氷の温度も穏やか。
アオリイカをやさしく冷やせて、身質がしっとりと保たれます。
✅ 墨袋が破れにくい
真水氷で急冷すると、収縮で墨袋が破れやすくなります。
海水氷なら自然な冷却で破れを防ぎ、見た目もキレイなまま。
海水氷はどこで手に入る?
意外かもしれませんが、海水氷を売っている釣具店は全国的にもごくわずか。
和歌山・南紀エリアでは、釣具店「釣太郎」が取り扱っています。
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1kg 200円
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3kg 350円
プロの漁師も現場で使っている、本物の海水氷です。
アオリイカ釣りのあとに1つ入れておくだけで、仕上がりに明らかな差が出ます。
【まとめ】氷が変われば味が変わる!
釣りは「釣ったあと」が勝負。
釣果は同じでも、冷やし方で食味が変わります。
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透明感が残る
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甘みが引き立つ
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しっとりやわらかい食感
この違いは、**「真水氷か?海水氷か?」**で決まると言っても過言ではありません。
次回の釣行では、ぜひ「釣太郎の海水氷」を使ってみてください。
アオリイカの本当の美味しさに出会えます。