アオリイカ釣り師の皆さん、釣ったアジを最高の状態で持ち帰りたいですよね?
アジは非常にデリケートな魚で、特に酸素不足と水温変化に弱い生き物です。
今回は、15リットルの海水にアジ10匹を入れた場合の、時間経過に伴う海水とアジの状態を、
気温別に詳しく解説します。
アジ持ち帰りの基本:海水量と酸素
アジ1匹あたり最低1リットルの海水が必要です。
15リットルであれば、15匹まで持ち帰れますが、余裕を持たせるなら10匹程度が理想です。
- 酸素: アジは酸欠に非常に弱いので、ブクブク(エアーポンプ)は必須です。移動中は特に注意が必要です。
気温別:時間経過に伴うアジの状態
条件: 海水15リットルにアジ10匹
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気温20℃の場合
- 2時間後:比較的安定した状態。海水中の酸素濃度も十分ですが、ブクブクは稼働させてください。
- 4時間後:海水中の酸素濃度が低下し始めます。アジの動きが鈍くなる可能性が出てきます。
- 6時間後:酸素不足と水質悪化により、アジが弱る可能性が非常に高くなります。
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気温22℃の場合
- 2時間後:20℃の場合と同様に、まだ安定していますが、水温上昇に伴い酸素消費量が増えるため、注意が必要です。
- 4時間後:酸素不足と水温上昇の影響が出始め、アジの活性が低下する可能性が高くなります。
- 6時間後:かなり危険な状態。アジは瀕死状態になる可能性が高く、生きて持ち帰るのは困難かもしれません。
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気温24℃の場合
- 2時間後:水温上昇による酸素不足が進行しやすく、アジへの負担が大きくなります。
- 4時間後:非常に危険な状態。アジは弱り始め、最悪の場合、死んでしまう可能性もあります。
- 6時間後:ほぼ全滅に近い状態と考えられます。
アジを最高の状態で持ち帰るための対策
- 十分な海水量: アジ1匹あたり1.5リットル以上の海水を用意するのが理想的です。
- 強力なブクブク: 酸素供給量を増やし、水質悪化を遅らせます。
- 保冷対策: クーラーボックスを使用し、氷や保冷剤で水温上昇を抑えます。
- こまめな水質チェック: 可能であれば、定期的に海水の状態を確認し、必要に応じて海水を交換します。
- 移動時間の短縮: できるだけ早く目的地に到着し、アジへの負担を減らします。
アオリイカ釣り師への追加情報
アオリイカ釣りでアジを餌にする場合、鮮度が釣果を左右します。
上記の方法でアジを生かして持ち帰り、最高の状態でアオリイカ釣りを楽しみましょう。