イカ刺しと一言で言っても、その中身は実にさまざま。
スーパーや寿司店、居酒屋で出される「イカ刺し」は、アオリイカ・モンゴウイカ・スルメイカの
いずれかであることが多く、それぞれに味・食感・価格・用途に大きな違いがあります。
ここでは、それぞれのイカの特徴をわかりやすく比較しながら、「どれがどんな場面に適して
いるか?」を解説します。
■ アオリイカ(高級イカの王様)
特徴
アオリイカはイカ類の中でもっとも高級とされる種で、関西や九州では「ミズイカ」とも呼ばれます。
身が厚く、白く輝くような透明感があり、ねっとりと甘い食感が最大の魅力です。
旬の時期
・春(親イカ)
・秋(新子)
刺身の特徴
・とろけるような柔らかさ
・しっかりした甘みと粘り
・高級寿司店でも人気
用途
・刺身
・寿司
・なめろう、昆布締めなど
価格帯
・高価(1杯800円〜2000円以上)
ポイント
釣り人にも人気が高く、「自分で釣ったアオリイカを刺身にする」ことは一種の憧れ。
■ モンゴウイカ(業務用イカ刺しの主役)
特徴
モンゴウイカは主に中国・タイ・インドなどから輸入される大型のコウイカで、ずんぐりした体型が特徴。
身が分厚く、コリコリした食感で、冷凍耐性も高いため、全国のスーパーや回転寿司でよく使われています。
旬の時期
・輸入品のため通年安定供給
刺身の特徴
・コリッとした噛み応え
・味はやや淡白
・厚切りでも崩れない
用途
・スーパーのパック刺身
・寿司チェーン店
・冷凍加工品
価格帯
・安価(100gあたり150円〜250円程度)
ポイント
コスパに優れ、解凍してすぐ使える利便性が最大の武器。白くて艶のある見た目で、見栄えも良好。
■ スルメイカ(加工品でも刺身でも活躍)
特徴
日本近海で多く水揚げされる最もポピュラーなイカ。細長い胴体と赤茶けた色が特徴で、「一夜干し」「塩辛」などでも有名です。
刺身にするとあっさりした味と少し硬めの食感が特徴。
旬の時期
・夏〜冬(地域差あり)
刺身の特徴
・やや硬めだが旨味が強い
・透明感は少なめ
・加工向きのため刺身用はやや珍しい
用途
・居酒屋のイカ刺し
・沖漬け・塩辛
・一夜干し・焼きイカ
価格帯
・中程度(100gあたり200〜300円)
ポイント
釣りでもよく狙われる身近なイカ。釣れたてを刺身にすれば、鮮度抜群の味を楽しめます。
■ まとめ:イカ刺しは「見た目」だけではわからない!
| イカの種類 | 食感 | 甘み | 加工適性 | 価格帯 | 釣りの人気度 |
|---|---|---|---|---|---|
| アオリイカ | 柔らかい+粘り | 非常に強い | △ | 高い | ★★★★★ |
| モンゴウイカ | コリコリ | ややあっさり | ◎(冷凍○) | 安い〜中 | ★★☆☆☆ |
| スルメイカ | 少し硬め | 濃厚だが控えめ | ◎ | 中程度 | ★★★★☆ |
■ どれを選べばいい?
-
甘くてとろける味を楽しみたい人 → アオリイカ
-
コスパ&使いやすさ重視なら → モンゴウイカ
-
釣れたてを活かして食べたいなら → スルメイカ
「このイカ刺し、どの種類なんだろう?」と気になったら、ぜひラベルをチェックしてみてください。
食感や味の違いを知ると、イカの世界がぐんと楽しくなります!


