■ はじめに
・春のアオリイカ釣りといえば、「大物が狙える最高の季節」ですが、
同時に「見えてるのに釣れない…」と悩む人も多いシーズンです。
・その理由は、春のアオリイカが超・神経質で慎重な行動を取るから。
・そんなとき有効なのが、あえて「動かさない」「静かに見せる」
——いわゆる**“沈黙の誘い”テクニック**です。
■ なぜ「沈黙の誘い」が春イカに効くのか?
・春のイカは、産卵を意識して浅場に入ってきます。
・この時期の個体は、大きくて賢く、激しいアクションには逆に警戒する傾向があります。
・「ゆっくり近づいて」「じっと見て」「そっと抱く」
——そんな慎重な動きに合わせて、
こちらも“静かな仕掛け”で応える必要があるんです。
■ “沈黙の誘い”テクニックの手順
① ゆっくり沈める(フォール重視)
・3.5号エギを使用しつつも、シャロータイプ or スローシンキングを選ぶ。
・余計なシャクリはせず、風や潮にまかせて自然にゆっくり沈ませる。
② 1回だけシャクる or 軽く煽る
・「シャッ、シャッ!」ではなく「チョン…」で止める。
・ダート幅を出さず、できるだけ“その場”にエギをとどめる意識。
③ とにかくステイ(沈黙の時間)
・10秒〜20秒、まったく動かさない。
・ラインも張らず、緩めすぎず、「ふわっ」と軽く張るだけ。
・イカが“見つめて、近づいて、そっと触腕を出してくる”のを待つ。
📌 抱いてくるのは、たいていこのステイ中!
→ ラインが「スッ」と張ったり、「もぞ…」と動いたら即アワセ!
■ こんな状況で使ってみよう!
・イカが見えているのに抱かないとき
・風がなく、海が澄みきっているとき
・足元でアオリイカがうろうろしているが、追ってこないとき
・潮が緩く、エギが流れず動かしにくいとき
✅「動かしても無反応…」と感じたら、すぐ“沈黙”に切り替えよう!
■ 沈黙の誘いにおすすめのエギ3選
1.YAMASHITA エギ王K シャロー「ムラムラチェリー」
→ フォールが安定しており、ステイ中も自然な姿勢をキープ。
2.DUEL EZ-Q ダートマスター サーチ(スロー)「リアルアジ」
→ ブレない沈下姿勢。警戒心の強い春イカにも実績高し。
3.DAIWA エメラルダスステイ RV「パープル杉/ケイムラ」
→ ボトムステイに強く、見せて釣る沈黙型エギの代表格。
■ まとめ
・春のアオリイカは「見えてるのに釣れない」ことが多いシーズン。
・そんなときこそ、“動かさず、じっと見せる”沈黙の釣りが武器になる。
🔹 しゃくらない=手抜きではなく、
戦略的な静けさこそ、春の大物を抱かせる鍵!
今年の春は、沈黙の中で勝負を決めてみませんか?