はじめに
釣り場を選ぶとき、「岬が良いのか、湾が良いのか迷う…」という声をよく耳にします。
しかし、岬と湾では潮の流れや水深、そして釣れる魚種がまったく異なるのです。
この記事では、
・岬と湾の地形的な違い
・潮の流れの特徴
・水深の違い
・それぞれで釣れる魚の傾向
を詳しく解説します。
釣果アップを狙うなら、地形の理解は欠かせません。
ぜひ最後までご覧ください。
【1】岬とは?湾とは?地形の基本を押さえよう
● 岬とは
岬(みさき)とは、陸地が海に突き出した部分のこと。
地図で見ると、海岸線から飛び出したような地形で、波や潮が直接当たりやすいのが特徴です。
例:潮岬、樫野崎、室戸岬など
● 湾とは
湾(わん)とは、海が内側に入り込んでいる地形。
陸に囲まれているため、外海の影響を受けにくく、波が穏やかで水深も浅めの傾向があります。
例:東京湾、大阪湾、田辺湾など
【2】潮の流れの違い
● 岬の潮の流れ
岬は外洋に面しているため、潮がダイレクトにぶつかります。
潮がぶつかって分岐し、「潮目(しおめ)」ができやすい場所でもあります。
・潮通しが非常に良い
・回遊魚が集まりやすい
・複雑な潮の流れで魚の警戒心が薄れる
釣り人にとっては青物や大型魚が狙える好ポイントです。
● 湾の潮の流れ
湾内は、潮の流れが穏やかで安定しやすいのが特徴。
水の動きが緩やかなので、小魚やプランクトンが溜まりやすく、居着きの魚(根魚)や小型魚の宝庫です。
ただし、大潮や満潮・干潮のタイミングでは意外と流れが出る場所もあるため、注意が必要です。
【3】水深の違い
● 岬は急深が多い
岬周辺は、陸地からすぐに深くなる「急深(きゅうしん)」タイプの地形が多く、
・足元から10m以上の水深がある
・底の変化(かけあがり、ブレイク)が大きい
といった特徴があります。
そのため、ジグやメタル系ルアー、フカセ釣りにも向いています。
● 湾は浅場がメイン
湾は**遠浅(とおあさ)**で、波の浸食が少ない分、なだらかな地形が広がっています。
・水深1〜5m程度が中心
・護岸や船着場まわりは少し深い
初心者やファミリーフィッシングにおすすめな理由はここにあります。
【4】釣れる魚の違い
● 岬で釣れる魚(例)
岬は回遊魚や大型魚が狙えるポイントです。潮の流れが速く、体力のある魚が多く生息しています。
・ブリ(メジロ、ハマチ)
・カンパチ
・シイラ
・ヒラマサ
・グレ(メジナ)
・イサキ
・アオリイカ(大型)
上級者向けの磯釣りスタイルが主流で、青物狙いのロマンあるポイントです。
● 湾で釣れる魚(例)
湾内は穏やかな環境なので、小魚や根魚が豊富です。
・アジ
・イワシ
・メバル
・カサゴ(ガシラ)
・チヌ(黒鯛)
・キス
・アオリイカ(新子)
・タチウオ(夜釣り)
漁港・堤防・砂浜といった足場の良い釣り場が多く、初心者・ファミリーに最適な環境です。
【5】どちらを選ぶべき?釣りスタイル別おすすめ
| 釣りスタイル | 岬向き | 湾向き |
|---|---|---|
| 青物ジギング | ◎ | △ |
| フカセ釣り(グレ) | ◎ | ○ |
| サビキ釣り | △ | ◎ |
| エギング(アオリイカ) | 春◎ | 秋◎ |
| 投げ釣り(キスなど) | △ | ◎ |
| ファミリーフィッシング | △ | ◎ |
【6】まとめ:岬と湾を使い分けて釣果アップ!
岬と湾では、釣りの条件がまったく違います。
潮の流れ、水深、釣れる魚の種類を理解すれば、狙うべきポイントも明確になります。
✅ 岬は潮通しが良く、大物狙いに最適
✅ 湾は穏やかで、小魚・根魚・ファミリー釣りにおすすめ
釣り場選びに迷ったら、まず「潮の流れと水深」を意識してみましょう。
きっと、いつもよりワンランク上の釣果につながるはずです!


