ヒラメの最大サイズ・寿命・大味になる理由について
画像のヒラメ、かなりの座布団級ですね!
ヒラメは成長するとどれくらい大きくなるのか、寿命や味の変化について詳しく解説します。
① ヒラメはどれくらい大きくなる?
ヒラメのサイズは、環境やエサの豊富さによって変わりますが、以下のような成長パターンがあります。
サイズ | 体長 | 重量 | 成長目安 |
---|---|---|---|
小型 | 30cm未満 | 500g以下 | 1~2年 |
中型 | 40~60cm | 1.5~3kg | 3~5年 |
大型 | 70~80cm | 5~7kg | 6~10年 |
座布団級 | 90cm以上 | 8~15kg | 10~15年 |
記録級 | 120cm超 | 20kg超 | 15年以上 |
→ 最大で120cm以上、20kg超の超巨大ヒラメが確認されています!
② ヒラメの寿命は?
ヒラメの平均寿命は約10~12年ですが、長生きすると15年以上生きる個体もいます。
・成長スピードは最初の数年が早く、その後はゆっくり大きくなる。
・深場や潮通しの良い環境で育つ個体ほど、長く生きやすい。
・成長すると肉食傾向が強まり、大型の魚を捕食することもある。
③ なぜ大きくなると「大味」になるのか?
大きくなったヒラメが「大味」と言われる理由は、以下の3つが関係しています。
1. 筋肉質になりすぎる
・ヒラメは成長するにつれ、運動量が増えるため、筋肉が発達しすぎる。
・その結果、肉質が硬くなり、小型のヒラメに比べて「コリコリ感が強すぎる」。
2. 脂のノリが悪くなる
・40~60cm程度の中型ヒラメが最も脂がのっておいしい。
・それ以上のサイズになると、脂のノリが減り、パサついた身になることが多い。
・特に80cm以上になると、脂の少ない「しっかりした白身」になりがち。
3. 成長するとエサが変わる
・小型~中型のヒラメはアジやイワシ、小魚を捕食し、身に甘みが出る。
・大型になるとサバやサンマ、さらにはカニやタコなども食べるようになる。
・こうしたエサの違いが身質の変化や臭みの原因になりやすい。
④ 大型ヒラメを美味しく食べるコツ
「大味になりやすい」と言われる大型ヒラメも、処理次第でおいしく食べることが可能です。
✅ 寝かせる(熟成)
・釣りたての大型ヒラメは身が硬いので、3~5日ほど寝かせると旨味が増す。
・血抜きをしっかりして、冷蔵庫で熟成させると刺身でも美味しくなる。
✅ 焼きや煮付けで楽しむ
・大型のヒラメは刺身よりも「昆布締め」「煮付け」「ムニエル」「フライ」にすると、
身がしっとりして美味しい。
・特に皮付きの炙りや、唐揚げは絶品。
✅ 部位によって使い分ける
・「エンガワ」は大型でも脂がのっており、刺身や寿司で美味しい。
・「背身」は焼きやムニエル向き、「腹身」は煮付け向き。
まとめ
・ヒラメは最大120cm、20kg超え、15年以上生きる個体もいる。
・80cm以上になると筋肉質で脂が減り、大味になりやすい。
・エサの変化や成長によって身質が変わり、硬くなる傾向がある。
・大型ヒラメは「熟成」「焼き・煮付け」「部位ごとの調理法」で美味しく食べるのがコツ!
90cm超のヒラメなら「座布団級」の超大物ですね!
釣れたら血抜きと熟成をしっかりすれば、刺身でも美味しく食べられますよ!