アオリイカ(アオリイカ属 Sepioteuthis)は肉食性で、エビ・カニ・魚類を主に捕食します。
その割合は エビ類 40%・カニ類 30%・魚類 30% ほどとされ、成長とともに変化します。
1. エビ類(約40%)
アオリイカは、特に幼体・小型個体のころ、エビを中心に捕食します。
エビは動きが速く、アオリイカが素早く捕食するのに適した獲物です。
主に捕食されるエビの種類
- クルマエビ科(例:クルマエビ・サルエビ)
- → 浅瀬や岩礁周辺に生息し、アオリイカの狩りのターゲットになりやすい。
- テナガエビ科(例:ミナミテナガエビ)
→ 河口域や内湾で見られ、特に夜間に活発に動くため、夜行性のアオリイカに狙われる。 - イソエビ類(例:ウミエビ・モエビ)
→ 磯場や藻場に多く、アオリイカの小型個体にとっては捕食しやすい対象。
2. カニ類(約30%)
成長するにつれ、アオリイカはカニを捕食する割合が増加します。
カニは硬い甲羅を持っていますが、アオリイカはカニの動きを封じて捕食します。
主に捕食されるカニの種類
- ヒライソガニ・イソガニ
→ 磯場に多く生息し、夜行性のアオリイカが活発に捕食。 - ガザミ(ワタリガニ)
→ 砂地や浅場に生息し、小型の個体はアオリイカにとって絶好の獲物。 - ケフサイソガニ
→ 潮だまりや岩陰に隠れているが、アオリイカの狩猟スキルで発見されやすい。
3. 魚類(約30%)
アオリイカが成長すると、より大きな獲物である魚を積極的に捕食するようになります。
特に視覚的に認識しやすい小魚を狙います。
主に捕食される魚の種類
- アジ科(例:マアジ・ムロアジ)
→ 群れを成して泳ぐため、アオリイカが狙いやすい。 - ハゼ科(例:マハゼ・チチブ)
→ 砂地や岩陰にいるが、アオリイカの優れた視力で発見されやすい。 - メバル科(例:メバル・カサゴ)
→ 磯場や藻場での待ち伏せ捕食が得意なアオリイカのターゲットになることが多い。
捕食傾向の変化
幼体期(体長5cm以下)
- エビ類が中心(80%以上)
- 小型のカニやプランクトンも捕食
成長期(体長10cm~20cm)
- エビ類(50%)、カニ類(30%)、魚類(20%)
- 小魚を積極的に狙うようになる
成体(体長20cm以上)
- 魚類(40%)、カニ類(30%)、エビ類(30%)
- 動きの遅いカニ・魚を効率よく狩る
アオリイカの捕食行動と釣りへの応用
アオリイカは獲物を捕らえる際、触腕を素早く伸ばし、吸盤で捕まえてからクチバシでかみ砕く という行動をとります。
釣りにおいては、この捕食行動を利用してルアー(エギ)や活餌を効果的に使うことが重要です。
- エギング(ルアー釣り)
→ エビに似せたエギを使用し、ダートアクションで誘うと効果的。 - ヤエン釣り
→ アジを泳がせて自然な動きを出し、大型のアオリイカを狙う。 - ウキ釣り
→ カニや小魚を使い、じっくり誘うと活性が低い時期にも釣果が期待できる。
アオリイカの食性を理解すれば、釣果アップにつながります!
エサの種類や釣法を工夫し、狙い方を調整してみましょう!


