春の訪れとともに、底物釣り師たちの心を躍らせるターゲット、石鯛。
その石鯛を攻略する上で欠かせないのが、定番エサであるアカガイとサルボウ貝です。
見た目はよく似ている両者ですが、その特徴や使い方は大きく異なります。
本記事では、アカガイとサルボウ貝の違いを徹底的に解説し、石鯛釣りのエキスパートである
底物釣り師の皆様に役立つ情報を提供します。
アカガイとサルボウ貝:基本情報と見た目の違い
アカガイ
- 学名:Scapharca broughtonii
- 分類:フネガイ目フネガイ科
- 特徴:
- 大型で、殻長は10cmを超えるものも。
- 殻の表面には放射状の肋(スジ)が42本前後ある。
- 身は赤く、高級寿司ネタとしても知られる。
- 味と香りが濃く、身が厚い。
- 生息域:北海道南部から九州にかけての沿岸。
サルボウ貝
- 学名:Tegillarca granosa
- 分類:フネガイ目フネガイ科
- 特徴:
- アカガイに比べて小型で、殻長は6cm程度。
- 殻の表面には放射状の肋(スジ)が32本前後ある。
- 身はアカガイと同様に赤い。
- アカガイに比べると味がやや淡白。
- 生息域:北海道南部から九州にかけての沿岸。
見た目の違い
両者の最も顕著な違いは、殻の大きさ、放射状の肋(スジ)の数です。
アカガイは大型で肋の数が多く、サルボウ貝は小型で肋の数が少ないのが特徴です。
石鯛釣りにおけるアカガイとサルボウ貝の使い分け
アカガイ
- 大型の石鯛狙いに最適
- 身が厚く、食い込みが良い
- 強烈なアピール力で、遠くの石鯛も誘う
- 高価であるため、ここぞという時の勝負エサとして使うのがおすすめ
サルボウ貝
- 比較的小型の石鯛や、数釣り狙いに最適
- アカガイよりも安価で、数を揃えやすい
- 様々な状況に対応できる万能エサ
- アカガイが入手困難な場合の代用エサとしても活躍
使い分けのポイント
- 狙う石鯛のサイズや数
- 釣行場所の状況(水温、潮の流れなど)
- 予算
- 状況に合わせて使い分けることで、釣果アップにつながります。
アカガイとサルボウ貝の付け方
基本的な付け方
- 貝殻を剥き、身を取り出す。
- 針に身を刺し、貝殻で挟むように固定する。
- 潮の流れや水深に合わせて、房掛けや抱き合わせなどの方法でボリュームを調整する。
房掛け
- 複数の貝を糸で束ねて針に付ける方法。
- アピール力を高めたい時や、大型の石鯛を狙う時に有効。
抱き合わせ
- 二つの貝を重ねて針に付ける方法。
- 身のボリュームを増やし、食い込みを良くする効果がある。
アカガイとサルボウ貝の保存方法
冷蔵保存
- 殻付きのまま、または剥き身にして、海水に浸した状態で冷蔵庫で保存する。
- 毎日海水を交換することで、鮮度を保つことができる。
- 保存期間は2~3日程度。
冷凍保存
- 剥き身にして、海水に浸した状態で冷凍する。
- 使用する際は、自然解凍または海水で解凍する。
- 冷凍保存は長期保存できる反面、身の食感や風味が落ちる可能性がある。
アカガイとサルボウ貝の入手方法
- 釣具店
- 鮮魚店
- インターネット通販
- 釣り場付近の漁港で直接購入できる場合もあります。
石鯛釣りのワンポイントアドバイス
- エサは新鮮なものを使う。
- 潮の流れや水深に合わせて、仕掛けやエサの付け方を調整する。
- アタリがあれば、即座に合わせる。
- 根気強く、諦めずに釣り続ける。
まとめ
アカガイとサルボウ貝は、それぞれ特徴が異なる魅力的なエサです。
両者の違いを理解し、状況に合わせて使い分けることで、石鯛釣りでの釣果アップが期待できます。
ぜひ本記事を参考にして、春の石鯛釣りを存分に楽しんでください。
補足
- 地域や釣具店によっては、アカガイやサルボウ貝の呼び方が異なる場合があります。
- 近年、アカガイの漁獲量が減少し、価格が高騰傾向にあります。
- サルボウ貝を代用エサとする場合は、アカガイに比べてアピール力が劣るため、こまめな打ち返しや、房掛けなどの工夫が必要です。

