日本海と太平洋側の魚の違い
日本海と太平洋側の魚は、同じ魚種でも身の質が異なることがあります。
これは主に以下の要因によるものです。
1. 水温と生育環境
- 日本海側: 冬は水温が低く、魚の脂肪が乗りやすい環境です。これにより、身が引き締まり、脂が乗った高品質な魚が多くなります。
- 太平洋側: 広大な海域で水温が多様です。黒潮などの影響で魚が大型化しやすいが、脂の乗り具合は季節や漁場によって異なります。
2. 餌の違い
魚の餌となるプランクトンや小魚の種類・量が地域で異なり、それが身の味や脂質に影響を与えます。
例えば、瀬戸内海の魚は豊富なプランクトンにより身が柔らかい場合が多いです。
3. 漁獲方法
日本海側では冬場の寒風の中で取られる魚が新鮮な状態で流通しやすいです。
一方、太平洋側では漁獲量が多い一方で、大規模漁業が主流となり魚の鮮度管理が課題となる場合もあります。
4. 地元の保存・加工技術
地域ごとで干物、塩漬け、発酵食品などの加工技術が異なり、それが魚の価値に反映されます。
例えば、島根のアジの一夜干しと高知のカツオのたたきはそれぞれの地域特有の価値を持ちます。
日本海の真鯛と太平洋側の真鯛の違い
日本海の真鯛は太平洋側に比べて身が柔らかく、不味いという意見がありますが、これは一概には言えません。
以下の要因が影響しています。
1. 水温と脂肪の乗り具合
日本海側の真鯛は冬の寒さで脂肪が乗りやすく、身が引き締まることが多いです。
一方、太平洋側の真鯛は黒潮の影響で大型化しやすく、脂の乗り具合が季節や漁場によって異なります。
2. 餌の違い
日本海側と太平洋側では、魚が摂取する餌の種類や量が異なり、それが身の質に影響を与えます。
3. 鮮度と保存方法
日本海側では冬場の寒風の中で取られる魚が新鮮な状態で流通しやすいですが、太平洋側では漁獲量が多いため、鮮度管理が課題となる場合があります。
まとめ
日本海と太平洋側の魚の身の質が異なる理由は、水温、生育環境、餌の違い、漁獲方法、保存・加工技術など多岐にわたります。
日本海の真鯛が太平洋側に比べて身が柔らかく不味いという意見もありますが、これは一概には言えず、個々の魚の状態や調理方法によっても異なります。


