海釣りをしていると、釣り竿やリールの劣化が早いと感じたことはありませんか?
「まだ買って間もないのにリールの回転が重くなった…」
「ガイドがザラついて、ラインが傷ついてしまう…」
その原因は、**「塩害」**です。
塩分が釣り道具に与える影響は想像以上に大きく、適切なメンテナンスをしなければ、
すぐにパフォーマンスが落ち、寿命も縮んでしまいます。
では、なぜ塩害が竿やリールの劣化を早めるのか?
その理由と対策を詳しく解説します。
① 塩分が付着すると金属が錆びる(腐食)
海水には約3.5%の塩分が含まれており、釣りをしているだけで竿やリールの表面に
目に見えない塩の粒子が付着します。
この塩分が釣具に残ったままになると、
- 金属部分が錆びる(酸化)
- ギアやベアリングが固着し、動きが悪くなる
- ネジやボルトの緩みが進み、リールがガタつく
特に、リールの内部に塩が入り込むと、回転性能が一気に低下します。
これが、「使い始めはスムーズだったのに、最近ゴリゴリする…」という現象の原因です。
✅ 対策
- 釣行後は真水でしっかり洗い流す(特にリールのハンドル・スプール周り)
- 防錆スプレー(オイルスプレー)を定期的に使用し、金属の保護膜を作る
② 塩の結晶が蓄積し、動作不良を引き起こす
リールや竿には細かい隙間が多く、そこに塩分が入り込むと、
水分が蒸発して塩の結晶が残ることがあります。
この塩の結晶が厄介なのは、
- ガイドやスプール周りがザラザラになり、ラインが傷つく
- リールのベアリングやギアの回転を妨げる
- ハンドルやドラグ部分が固着し、動かなくなる
✅ 対策
- 釣行後は、水で流すだけでなく、ぬるま湯でしっかり浸して塩を溶かす
- 細かい部分はエアダスターで吹き飛ばし、乾燥させる
③ 塩分がカーボンや樹脂を劣化させる
釣り竿(ロッド)は、主にカーボン素材や樹脂コーティングで作られています。
しかし、これらの素材も塩分によるダメージを受けることがあります。
塩分が竿に与える影響
- 塩の結晶がロッドの表面を傷つけ、強度が低下
- カーボンが劣化し、折れやすくなる
- ガイドの接着部分が弱まり、ガイドが外れる原因に
✅ 対策
- 釣行後は、柔らかいスポンジと真水で優しく洗う
- 紫外線カットスプレーを使用し、劣化を防ぐ
④ 塩がリールの内部に侵入し、ギアの摩耗が進む
リール内部には精密なギアやベアリングが多数組み込まれています。
しかし、塩分がこれらに入り込むと、摩耗が進み、回転性能が著しく低下します。
リールの異常のサイン
- ハンドルを回すとゴリゴリする(塩の蓄積・ギア摩耗)
- ドラグがスムーズに効かない(塩の結晶による固着)
- スプールの回転が悪くなり、飛距離が落ちる
✅ 対策
- 釣行後はドラグを締めた状態で、水で軽く洗う(内部に水を入れすぎない)
- 定期的にオーバーホールを行い、内部の塩を除去
- 防水性能の高いリールを選ぶ(シマノのXプロテクト、ダイワのマグシールドなど)
【釣り竿・リールを塩害から守るためのメンテナンス法】
✅ 釣行後に必ずやるべき基本メンテナンス
-
真水で洗う(塩を完全に流す)
- ロッドはスポンジで優しく洗う
- リールはドラグを締めて軽く水をかける
-
水分をしっかり拭き取る
- 濡れたままだと錆びの原因に
- 乾いた布で拭き、風通しの良い場所で乾燥させる
-
オイル&グリスで防錆処理
- ベアリングやギア部分にリール専用オイルを塗布
- スプレータイプの防錆剤で金属部分を保護
-
定期的なオーバーホール
- 3ヶ月~6ヶ月ごとに内部の掃除とグリスアップ
- 塩分が内部に蓄積すると、取り返しのつかないダメージに
【まとめ】釣り竿やリールはなぜ塩害で劣化するのか?
✅ 海水に含まれる塩分が金属を腐食(錆び)させる
✅ 塩の結晶がギアやベアリングに詰まり、回転性能が低下
✅ カーボンや樹脂部分も塩分で劣化し、強度が低下
✅ リール内部に塩が侵入すると、ギアが摩耗し寿命が縮む
🎣 釣具の寿命を延ばすためにやるべきこと! ✔ 釣行後は必ず真水で洗い、塩分を除去
✔ オイル・グリスで防錆対策を徹底
✔ 乾燥をしっかり行い、湿気を避ける
✔ 定期的なオーバーホールでリールをリフレッシュ
塩害対策をしっかり行えば、竿やリールの寿命がグッと伸び、快適に長く使えます!
釣行後のメンテナンスを習慣化し、万全の状態で釣りを楽しみましょう!


