タコとイカはどちらも頭足類に属し、吸盤を持っていますが、その構造と機能には違いがあります。

「形状・構造・数・用途」 の観点から、それぞれの吸盤の特徴を比較してみましょう!


① タコとイカの吸盤の違い(基本比較)

特徴 タコの吸盤 イカの吸盤
形状 平らで円形(カップ型) 「輪っか+爪」状
吸盤の内部構造 筋肉のみ(密着力が強い) 縁に「角質リング(カラストンビ)」がある
吸盤の数 各腕に1~2列で配置 各腕に2列ずつ並ぶ
吸着力 強力な吸着力で固定 爪(カラストンビ)で獲物をひっかける
用途 獲物をがっちり固定・岩に張り付く 獲物を捕らえ、押さえつける

タコの吸盤は「密着型」、イカの吸盤は「ひっかけ型」!


② タコの吸盤の特徴

タコの吸盤は、獲物をしっかり固定し、岩に張り付くために特化した構造になっています。

🔹 1. 吸盤の「密着力が強い」

  • タコの吸盤には、硬い爪(カラストンビ)はなく、筋肉のみでできている。
  • 吸盤内部の筋肉を動かし、吸着力を自由に調整できる
  • 水の流れがあっても、吸盤がしっかり密着し、獲物を完全に固定できる。

タコの吸盤は「真空の力」で獲物や岩にくっつく!


🔹 2. 吸盤の配置

  • タコの吸盤は「腕(8本)」にあり、腕ごとに1列または2列で並んでいる。
  • 「マダコ」や「ミズダコ」などは、吸盤の大きさが不均一で、先端に行くほど小さくなる。

タコの吸盤は「腕だけ」にあり、均一ではなく配置される!


🔹 3. 吸盤の機能

  • 獲物を固定する(魚が動けなくなるほど強力!)
  • 岩に張り付く(流れの強い場所でも移動できる)
  • 吸盤で触れたものの「味」を感じることができる!

タコの吸盤は「味覚を感じる」機能もある!


③ イカの吸盤の特徴

イカの吸盤は、獲物を**「引っかけて固定する」** ための構造になっています。

🔹 1. 吸盤の「カラストンビ(角質リング)」

  • イカの吸盤の周囲には、「カラストンビ(角質リング)」 と呼ばれる硬い爪のような構造がある。
  • このリングを獲物に食い込ませることで、逃げにくくする。
  • 特に「アオリイカ」などの大型イカは、このカラストンビで魚の体に傷をつけることがある。

イカの吸盤は「ひっかけて固定する」タイプ!


🔹 2. 吸盤の配置

  • イカの吸盤は 「腕(8本)」と「触腕(2本)」の両方にある。
  • 各腕には 2列 の吸盤が並んでいる。
  • 触腕(長い2本の腕)の先端の吸盤は特に大きく、獲物をつかむ役割がある。

イカの吸盤は「腕と触腕の両方にあり、触腕の先端ほど強力!」


🔹 3. 吸盤の機能

  • エサを押さえつける(爪がひっかかるので、魚が暴れにくい)
  • 獲物を捕らえる(触腕の大きな吸盤で捕まえる)
  • エギやルアーの表面に「吸盤跡」がつくことがある!(小さな円形の痕)

イカの吸盤は「ひっかけて獲物を固定する」ため、吸盤の跡がはっきり残る!


④ タコとイカの吸盤の違いまとめ

比較ポイント イカ タコ
吸盤の形 爪(カラストンビ)付き 平らで柔らかい
吸着力 「引っかける」力が強い 「吸い付く」力が強い
吸盤の数 腕・触腕に2列ずつ並ぶ 腕に1列 or 2列で並ぶ
吸盤の機能 エサを引っかけて固定 獲物を完全に固定し、岩にも吸着
吸盤の感覚 獲物の動きや力を感じる 味覚を感じる
エギングの影響 エギに小さな「吸盤跡」がつく 吸盤跡はほぼ残らない

イカの吸盤は「爪つき」で、ひっかけて獲物を押さえる!

タコの吸盤は「密着力が強く」、味覚も感じる!


⑤ 釣りへの応用(イカとタコの吸盤を活かす)

イカは「エサの動き」に反応し、触腕の大きな吸盤でつかむため、ダートやフォールで誘う!

タコは「吸盤の感覚」でエサを確かめるため、じっくりした動かし方が有効!(テンヤ・タコエギ)

イカの吸盤跡がエギに残ることがあるため、エギのカラーチェンジの参考になる!

吸盤の違いを理解すると、イカやタコの釣り方をより工夫できる!

 

タコとイカの吸盤の違い説明。釣太郎

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