チヌ(クロダイ)の食性は 環境によって大きく異なる ため、磯と堤防で食べているものに
違いが出ることが多いです。
1. チヌが日常的に食べているもの
✅ 磯のチヌ
磯のチヌは 甲殻類や貝類を多く食べる傾向 があります。
胃袋から出てくることが多いもの:
- イガイ(カラスガイ)
→ 特に 春~夏にかけて よく捕食される。イガイの群生する磯には大型のチヌが集まりやすい。 - カニ類(ヒライソガニ、イソガニなど)
→ 堤防よりも種類が多く、甲殻類の割合が高い。 - フジツボ
→ 岩に付着しているものをかじることがあり、歯がすり減ることも。 - ウニの破片
→ 磯のチヌはウニも食べることがある。 - 小魚(カマスやアジの稚魚など)
→ 磯に多い小魚を捕食することも。 - 海藻(ホンダワラなど)
→ 植物質も食べるが、磯のチヌは 動物性のエサを好む傾向が強い。
✅ 堤防のチヌ
堤防にいるチヌは 多様なエサを食べる雑食傾向が強い です。
胃袋から出てくるもの:
- イガイ
→ 堤防の壁面に付着しているものを食べる。 - カニ類(イソガニ・ベンケイガニ)
→ 堤防の隙間やテトラポッドに潜むカニを捕食。 - ゴカイ・イソメ類
→ 底にいることが多く、釣りエサと同じように捕食する。 - 小魚(シラス・キスの稚魚など)
→ 堤防周辺にいる小魚を時々捕食。 - パンや残飯
→ 堤防では人間の落とした食べ物を食べることもある(コイのような行動をすることも)。 - 釣りエサの残り(オキアミ・サナギなど)
→ 釣り人が捨てたエサを拾って食べることがある。
2. 磯と堤防での違い
| 環境 | 主なエサ | 特徴 |
|---|---|---|
| 磯 | イガイ、カニ、ウニ、小魚、フジツボ | 動物性エサが多く、力強い個体が多い |
| 堤防 | イガイ、カニ、ゴカイ、釣りエサの残り、残飯 | 雑食性が強く、釣りエサにもよく反応する |
磯のチヌは 貝・カニ・ウニ など、比較的ハードなエサを好むのに対し、堤防のチヌは 比較的
ソフトなエサや人間の影響を受けたエサ も食べやすい傾向があります。
3. 釣るときのポイント
- 磯では貝類・甲殻類をエサに使うと効果的
→ イガイ、カニ、フジツボが特に有効。 - 堤防ではエサの種類を多く試すと釣れやすい
→ オキアミ、コーン、サナギ、イソメ、パンなど色々なエサを使える。 - 大型チヌはイガイを好むことが多い
→ 特に夏場はイガイを多く食べているため、イガイパターンを狙うのが有効。
結論
磯のチヌは動物性エサを好み、堤防のチヌは雑食性が強い という違いがある。
釣る場所によってエサの選び方を変えると、より効率的に狙うことができる。


