ガシラ(カサゴ)が日常的に食べている餌の種類を推定構成比率%とともに一覧表にまとめました。
ガシラは肉食性で、小型の魚類や甲殻類を中心に幅広い餌を捕食します。
ガシラ(カサゴ)が日常的に食べる餌一覧
| 捕食対象 | 具体例 | 推定割合 (%) | 特徴と解説 |
|---|---|---|---|
| 小魚類 | アジ、メバルの稚魚、ハゼ類 | 40% | ガシラの主食で、岩礁や海底付近に生息する小型の魚類を積極的に捕食します。動きのある魚を襲う俊敏さを持っています。 |
| 甲殻類 | カニ、エビ(シラサエビ、ヨコエビ) | 30% | 甲殻類は重要な餌であり、特に海底付近で活動する種類を好みます。岩の隙間に隠れる獲物を探して捕らえることが得意です。 |
| 多毛類 | ゴカイ、イソメ | 15% | 波止場や砂地に生息する多毛類も好んで食べます。底釣りやワーム釣りでの効果的な餌となります。 |
| 貝類 | マテガイ、シッタカ、イガイ | 8% | 貝の柔らかい部分を捕食します。波や潮流で剥がれた貝を拾って食べることもあります。 |
| イカ・タコ類 | イカの幼生、タコの稚魚 | 5% | 海底で捕まえやすい小型のイカやタコも時折捕食します。釣りではイカの切り身を使用することもあります。 |
| 動物プランクトン | オキアミ、カイアシ類 | 2% | 幼魚の時期には主にプランクトンを捕食しますが、成長とともに他の餌に移行します。 |
捕食行動の特徴
- 捕食のタイミング
- 夜行性で、夕方から夜間にかけて活発に餌を探します。昼間は岩陰に隠れていることが多いです。
- 餌を待ち伏せて捕まえる「待ち伏せ型捕食者」として知られ、目の前を通る獲物を一瞬で捕らえます。
- 生息環境
- 岩礁帯や砂地、堤防の隙間などで多くの餌を見つけます。海底付近に生息する生物を中心に捕食します。
- 食性の柔軟性
- ガシラは環境によって餌の種類を変える柔軟性があります。特定の餌に依存せず、その場で手に入るものを捕食します。
釣り餌としての応用
ガシラ釣りを行う際に効果的な餌を以下に挙げます。
1. 小魚系餌
- アジの切り身:強い匂いで誘引効果が高い。
- キビナゴ:冷凍で使いやすく、夜釣りに特に効果的。
2. 甲殻類系餌
- シラサエビ:動きがナチュラルで、食い付きが良い。
- カニ:小型のカニをそのままエサにするのも効果的。
3. 多毛類系餌
- ゴカイやイソメ:底釣りやぶっ込み釣りで非常に実績の高い餌。
4. 人工餌(ワーム系)
- 甲殻類や魚を模したワーム:ソフトルアーは根掛かりを避けながら狙えるので便利。
季節ごとの食性の変化
- 春〜夏:小魚類や甲殻類を積極的に捕食。活性が高く、釣りやすい時期。
- 秋〜冬:多毛類や貝類を中心に捕食。低活性時でも餌を選べば釣果が期待できる。
この情報を基に、餌の選び方や釣り方を工夫してガシラ釣りを楽しんでください!


