グレ(メジナ)の日常食を、%を入れ一覧表にして、フカセ釣り師に解説します。

グレ(メジナ)が日常的に捕食する餌の種類を%の推定割合とともに一覧表にまとめ、フカセ

釣り師向けに解説を加えたものです。

グレの捕食対象は地域や季節によって異なりますが、主な傾向を反映しています。


グレ(メジナ)が日常的に食べる餌一覧(推定割合付き)

捕食対象 具体例 推定割合 (%) 特徴とフカセ釣りへの応用
海藻類 アマモ、ワカメ、カジメなど 50% グレは植物食性が強く、海藻類を主食にします。特に岩礁帯で海藻が豊富な場所は好ポイントです。オキアミ撒き餌が効きにくいときは練り餌や海藻を模した餌を試す価値があります。
プランクトン 動物プランクトン(カイアシ類、オキアミなど) 20% プランクトンも重要な餌です。特に若い個体は動物プランクトンを多く摂取します。フカセ釣りでオキアミを撒き餌として使用するのは、自然な餌に近く非常に効果的です。
甲殻類 エビ類、ヨコエビ、カニの幼生 15% グレは小型の甲殻類も補助的に食べます。フカセ釣りでエビ餌やそれを模した人工餌を使うと、警戒心が強い個体にもアプローチしやすくなります。
多毛類 ゴカイ、イソメ 10% 海底付近に生息するゴカイやイソメも捕食されます。ただし、フカセ釣りよりもウキ釣りや底釣りで有効な場合が多いです。
貝類 小型の巻貝、二枚貝 3% 貝類はグレの補助的な餌であり、殻を壊して中身を食べます。フカセ釣りではあまり使われませんが、岩礁帯で餌取りが多い場合には試してみると良いでしょう。
魚の卵・幼魚 他魚の卵や稚魚 2% 機会的に捕食するものの、割合は低めです。ただし、魚の卵を模した餌(例:イクラ状の餌)が一定の効果を発揮する場合があります。

フカセ釣り師向けの解説

1. 撒き餌と集魚効果

  • グレは海藻やプランクトンを主食とするため、オキアミを撒き餌に使用するのが非常に効果的です。
  • 撒き餌でプランクトンや甲殻類に似た餌を意識させると、グレの警戒心を解きやすくなります。

2. 釣り場の選択

  • 海藻が豊富な岩礁帯はグレの餌場となっており、日中でも釣りやすいポイントです。
  • 磯の陰や潮通しの良い場所は、プランクトンが豊富で、グレが集まりやすいです。

3. 餌の工夫

  • オキアミ以外にも、練り餌や集魚効果の高いペレットを使うと、より効果的です。
  • 海藻が豊富なエリアでは、海藻を模した餌(緑色の練り餌など)が良い反応を得られる場合があります。

4. 季節や時間帯による変化

  • 冬場は水温が低下し、グレが甲殻類や動物プランクトンを狙う傾向が強くなります。
  • 日中は海藻を食べることが多い一方、早朝や夕方は活発に動き回り、撒き餌に反応しやすくなります。

釣果を上げるためのヒント

  • グレは非常に警戒心が強いため、餌の自然な沈み方や見た目を意識することが重要です。
  • 撒き餌と釣り餌の同調(撒き餌の中に釣り餌を自然に混ぜる技術)を徹底すると効果が上がります。
  • 餌取りが多い場合には、比重の重い餌(練り餌や人工餌)を使用して、目的のタナに届ける工夫が必要です。

 

 

グレ(メジナ)の日常食の割合。いつもは何を食べている?フカセ釣り入門。釣太郎

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