グレ(メジナ)は雑食性の魚ですが、その中でも植物食の傾向が強いです。
具体的には、主に海藻や藻類を好んで食べますが、状況によっては動物性のエサも捕食します。
グレの食性の特徴
- 植物性のエサを中心に摂取
- 主な食べ物は岩場や磯場に生える海藻(アラメ、ヒジキ、ホンダワラなど)や藻類です。
- 磯場の海藻が豊富な環境では、植物性のエサをほとんど主食にして生活しています。
- 動物性のエサも捕食
- 植物性のエサが少ない場合や活性が高い時には、オキアミ、エビ、ゴカイ、小型甲殻類なども捕食します。
- 特に釣り場で撒き餌として使用されるオキアミには非常に反応が良く、これが釣りのメインのエサになることが多いです。
- エサの選択は環境に依存
- 海藻が豊富なエリアでは植物性の割合が多くなる一方、餌が不足する冬季や荒磯では、動物性のエサを積極的に摂る傾向があります。
食性の季節変化
- 春〜夏
海藻が多くなる時期は、植物性のエサを中心に摂取します。この時期のグレは磯場や浅場で藻類を食べる姿がよく観察されます。 - 秋〜冬
海藻が少なくなると、動物性のエサを積極的に摂る傾向が強くなります。釣りでは、この時期にオキアミを撒き餌として使用することで高い効果が得られることが多いです。
釣りにおけるエサの選び方
- 動物性エサ(オキアミ)
- グレ釣りでは定番のエサで、特に活性が高い時期や水温が低い冬季に効果的です。
- 臭いと動きで誘うため、視覚的にも嗅覚的にもグレを引き寄せます。
- 植物性エサ(海藻類)
- 磯場で海藻が豊富な場合には、自然なエサとして効果的。
- 緑色の配合餌(人工海藻配合)を使うと、より自然に近い誘いが可能です。
- 撒き餌との同調が重要
- グレは撒き餌と刺し餌が一致しているかを確認するほど神経質です。撒き餌と同じ種類のエサを使用することで釣果が上がります。
まとめ
グレ(メジナ)は基本的に雑食性ですが、植物性のエサ(海藻や藻類)を主食とする傾向があります。
環境や季節によって動物性エサを摂取することも多く、釣りの際にはこれらの食性を考慮したエサ選びが重要です。
ポイント:
- 磯場の環境に応じて、動物性と植物性のエサを使い分ける。
- 撒き餌と刺し餌の同調を心がけることで、警戒心の強いグレも攻略できます!


