水槽内の魚にエサを与えた際、底に溜まったエサが1時間も経たずになくなる理由はいくつか考えられます。
1. 魚が後から拾って食べる
- 魚はすぐに食べない場合も、底に落ちたエサをあとで探して食べることがあります。
- 特に底生魚や雑食性の魚(クロダイ、カサゴなど)は、底を探ってエサを食べる習性があります。
2. エサの溶解や分解
- エサの一部が水に溶けたり、小さな粒になって水中に漂うことで見えなくなる場合があります。
- フレーク状やペレットタイプのエサは、水質によっては分解が進みやすいです。
3. 隠れた魚がエサを食べている
- 水槽内の隠れ家にいる魚が、表面に出てこないままエサをついばんでいる可能性があります。
4. 水槽内の微生物や掃除役の生物の活動
- 水槽内にいるエビ、貝、ヤドカリ、または底生魚がエサを掃除している場合があります。
- 水槽内のバクテリアや微生物も、エサの一部を分解することがあります。
5. 水流やフィルターの影響
- 底に落ちたエサが、水槽内の水流によって移動し、フィルターに吸い込まれる場合があります。
- 特に、循環装置が強い場合はエサが分散しやすくなります。
解決策と管理ポイント
1. エサの量を調整
- 魚が一度に食べきれる量(5分以内に食べ終える量)を与えるのが理想です。
- エサが多すぎると水質の悪化につながるため注意が必要です。
2. 残りエサの除去
- 与えたエサが底に溜まりすぎている場合は、スポイトや網で取り除きましょう。
3. 魚の行動観察
- どの魚がエサを食べているか、またどれくらいのペースで食べるのかを観察して適切な量を把握しましょう。
4. 水質管理
- エサが溜まるとアンモニアや硝酸塩が増え、水質悪化の原因になります。
- 定期的な水替えとフィルター清掃を心がけましょう。
まとめ
エサが底に溜まる原因は量が多いことや魚の習性によるものですが、1時間以内になくなるのは魚
自身や水槽内の環境がエサを処理しているためです。
エサの量を調整しながら、水槽内のバランスを保つよう管理することが大切です!


