ブリが捕食できる獲物の大きさは、自分の体長の約半分(50%)程度が一般的な限界とされています。
ただし、状況によっては体長の**6割から7割(60~70%)**ほどの大きさの魚を捕食した例も報告されています。
これは、ブリの顎と口の構造、筋肉の強さ、そして捕食行動における柔軟性が大きな理由です。
また、飲み込む際には食道や胃袋がかなり広がるため、相対的に大きな獲物でも飲み込むことが可能です。
ブリの捕食能力に関するポイント
- 大きな口と柔軟な食道
ブリは口が大きく開き、咥えた獲物を食道に押し込む力が強いため、相対的に大きな獲物でも飲み込みやすい構造を持っています。 - 獲物を咥える位置
獲物が長細い形状であれば、頭から飲み込むことで比較的大きなサイズでも捕食できます。これは、抵抗を少なくするための自然な行動です。 - 捕食本能
ブリは動くものに非常に反応しやすく、獲物のサイズが大きくても攻撃を仕掛けることがあります。特に興奮状態では、自分の体長の6~7割に及ぶ獲物を追いかけることがあります。 - 大きな獲物の例
実際には、自分の体長の約60%に近いイワシやサバ、アジを捕食することが観察されています。また、稀に7割近いサイズの獲物を飲み込む際には、時間をかけてゆっくりと飲み込むことが必要です。
釣りへの応用
ブリが捕食する最大サイズを考えると、ルアーやジグのサイズもこれを基準に選ぶことが効果的です:
- 標準的なルアーサイズ: ブリの体長の20~30%程度のサイズ(10~15cm程度)。
- 大型狙いのルアーサイズ: 体長の40~50%近いサイズ(15~25cm程度のジグやミノー)。
結論
ただし状況によってはそれを超えるサイズ(70%程度)も可能であり、この捕食能力がブリを
優れたハンターにしている要因です。
釣り人としては、この特性を考慮して、適切なルアーサイズや餌を選ぶことで釣果を向上させる
ことができます!


