水温15度台の寒グレ(メジナ)を対象としたふかせ釣りの特徴と注意事項についてご説明します。
特徴
1. 活性が低下
- 水温が15度台に下がると、寒グレの活性は夏場よりも低下します。ただし、特有の警戒心が和らぐため、大型のグレを狙うチャンスとなります。
2. 食い渋り傾向
- 活性低下によりエサを追う動きが鈍くなります。そのため、エサをゆっくり落とし込むなど自然な動きを意識することが重要です。
3. 深ダナが有効
- 水温が下がるとグレは中層からやや深い層(3~10m)に移動することが多いため、タナを深く取るのが効果的です。
4. 寒グレ特有の力強い引き
- 寒い時期のグレは身が締まり、ファイトが力強くなるため、釣り上げる際のやり取りが醍醐味です。
注意事項
1. エサの工夫
- 活性が低い場合、配合エサに含まれるニオイや粒の形状を工夫し、警戒心を和らげる必要があります。
- 使用する刺しエサは「生オキアミ」や「ボイルオキアミ」がおすすめですが、場合によっては「サナギ」や「練りエサ」も試してみるとよいです。
2. 仕掛けの調整
- 道糸やハリスは細め(1.5号~1.75号)を使用し、ウキも感度の良い小型のもの(0号~G2程度)を選ぶと良いです。
- 浮力を抑えた仕掛け(半遊動仕掛けや全遊動仕掛け)を用いることで自然な落ち込みを演出できます。
3. 潮の流れと風向きに注意
- 冬場は北風が強く、潮流も複雑になりやすいので、ウキの操作性や仕掛けの流し方を工夫する必要があります。
- 風が強い場合は、風裏のポイントを選ぶと釣果が安定しやすいです。
4. 防寒対策
- 寒さ対策は万全にする必要があります。特に手先や足元が冷えると釣り操作が難しくなるため、グローブや防寒ブーツを着用してください。
5. 安全管理
- 冬の磯は滑りやすく、波が高くなることもあるため、ライフジャケットや滑り止め付きのブーツを必ず着用し、安全な足場を選びましょう。
寒グレ釣りのポイント
冬の水温15度台では「エサ取りが少なく、大型が狙いやすい」というメリットがある一方、食い渋り
やタナの深さに対応するテクニックが重要です。
タナを的確に探り、エサをナチュラルに流すことを心がけることで、寒グレ釣りの楽しさを存分に
味わうことができます!